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さいたま(浦和)

ポーセラーツ・カルトナージュ教室

「浦和の裏庭」 です

 

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ようやく本格的な夏と思ったら

もう立秋ですね

自粛お籠り生活が長いからか

季節の移り変わりが

とても早く感じます

 

さて

前回ガラスの絵付け(転写紙)で

口元から離さないとならないのは

なぜかというお話をしたところ

 

興味を持ってくださった方が

いらしたもので

 

今回はちょっと補足で

白磁の場合はどうなのでしょうか

というお話を少ししてみようと思います

 

ガラス、白磁にかかわらず

(販売などで)扱う食器は

「食品衛生法」で基準が規定されています

 

食酢と同じくらいの酸濃度に

検査する器を浸して

鉛やカドミウムの溶出が

基準以下におさまらないとNGです

という法律です

 

ですから

焼成温度の低いガラスの場合は

もちろんのことですが

 

実は

白磁でも、焼成温度が低いと

よろしくないわけです

 

実際あった例でみてみましょう

 

転写紙の施されたIH用土鍋を使っていたら、

灰色の付着物が張り付き、水面にも浮いた

これを分析すると、高濃度の鉛 を含有していた

ということが

実際、この日本でありました

 

この事案の検査に関する論文は

以下リンクのとおりです

詳細はこちら → ※

 

書かれている検査内容は

830°と700°焼成での安全性の比較分析です

なぜ830°かというと

一般的な焼成温度とされていますが

実は、転写紙のガラス質を融解させ

しっかり焼き付かせるための温度だからです

 

ですからこの中間値である

800°~750°については

安全ともNGともなんともいえないのですが

 

とりあえず

830°であれば

転写紙上のガラス質が融解するので安全

それ以下であれば

ガラス質が融解していなければ

安全性の確保は難しいのだろうと

思われます

 

そして比較実験の700°では

全く基準を満たさないと

確認されているようです

 

ポーセラーツで規定されている

800°~750°は

安全性に疑問は残るものの未確認ですが

 

酸性の液体を保存する使用はしないとか

高温調理には使わないなど

使用方法に気を付ければ

まあ大丈夫なのかなと思います

 

個人的には

白磁の作品であっても

紙を敷いてお菓子を置いたり

気を付けて使うようにはしています

 

 
Mail : uraniwa.urawa@gmail.com
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