VIVA東北!!
関西人夫婦・10年ほど前の
「ほぼ新婚旅行・東北10泊11日」の
おもしろエピソードで
東北への旅ゴコロをくすぐる(?)、
自己満足被災地支援企画、
第25回です。
前回からずい分間があきました。
やはり夏休みは
思うように時間が使えません。
でも本日は久々に、参ります。
ぜひ皆さん、いつかは旅をして
現地にお金を落としましょう!
※このブログテーマ内の写真・現地の様子は
10年ほど前のものです。
(リンクページはこの限りではありません)
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
その25
ストーンサークルとピラミッド~大湯環状列石②
前回 は、想像を絶するほどギッシリ詰まった
ストーンサークルの集合体をご紹介。
本日は、その周辺を見てみよう。
この環状列石、現物が雨ざらしで展示してある。
触れることもできない。
そのもどかしさの埋め合わせという気遣いか、
隣接地では一部を簡易に復元して、
体感できるようになっている。
同心円状にこのような掘立跡がある。
本物の写真の周りに復元されている
屋根つきの建物がそれであろうが、
祭祀用の建造物では?と言われている。
さらに、出土品や研究結果を紹介する
資料館やショップも隣接してある。
当時は急ごしらえな感じだったが、
どうやら今はホールなどもある立派な
『ストーンサークル館 』なるものができたようだ。
さて、10年前当時の資料館展示を。
えらく分厚く、見るからに重そう。
完全なものの展示がないところを見ると、
同じく、わざと一部を壊したのかもしれない。
上で説明した外帯外側の建物跡。
この写真のサークルについては
正直詳しく覚えていない。
が、これらの配石群の下からは副葬品付きの
墓穴らしきものが多数見つかっている。
(空の穴もあったらしく、その辺謎だが…)
また、
「はい、おたくのとこはここ使ってね」
「そちらさんは、じゃあこのあたりね」
という具合に、集落ごとに場所を割り振った
様子もうかがえるという。
よって、集団墓である説が有力だとか。
そして、その葬送や祭祀も行った場所
ではないかとも。
では、ここで何を祀ったのか?
この史跡のそばに、こんな場所がある。
矢印の先、帯状の深い緑と最奥の山稜との間に、
先の尖った小ぶりの山が見える。
これが、黒又山(くろまたやま)。
地元ではクロマンタとかクルマンタと呼ばれる。
クルマンタとは、
アイヌ語で「神野山」という意味になるとか。
山頂には本宮神社(古くは薬師堂)があり、
山中からは縄文後期の土器片が出ている。
実はこの山…ピラミッドとして有名である。
またぁ…??
でも、この山は、ちと違う。
地中レーダー探査によって、7~10段の
階段状の部分があると判明したのだ!
よって「階段ピラミッド」説が強くなっている。
全山が階段状なのかはまだ不明
(一部しか調査できていない)ということもあり、
もちろん真相は不明。
しかし、ここ大湯をはじめ、
この山の麓には遺跡が多くみられること、
周辺の神社はこの山の東西南北線上に
密集していることなどからも、
古来より人々の信仰の対象となった山
であることは間違いないだろう。
この写真、走行中のものであるが…
平野に唐突にポコリと三角錐の山が現われる。
クロマンタ!ピラミッド!…と意識していなくても
やけに目立つ、気になる山だ。
大和三山も人工説があるくらい
ちょっと唐突な感じのする山々であるが、
どちらもいにしえから
神として畏怖されてきた存在である。
大湯環状列石と黒又山。
この謎だらけの両者は、
どう絡み合っているのだろうか…
う~ん、興味は尽きない。
最後に、大湯で購入したモノをご紹介!
つまり、環状列石文鎮!
めっちゃいいでしょ?
(え?良さがわからない?まさか~)
重いです。
当時職場で大人気でした~(^◇^)
次回は、日本海に出ますよ~。
さぁて、何を見に行く??