こちらの作品は、他のサイトで書いている私のオリジナル作品です。
盗作ではございません。
ただし、ポケクリとこちらのサイト以外で見かけた方はご一報ください。







「……………あの、一つ、いいですか?」


「…………なんですか?」


旦那は、不思議そうな顔で私をみる


「…………夕蘭は……………

仮身請けの旦那を…………好いておりましたか?」


「…………………若旦那」


私の質問に、旦那は目を大きく開く



そんなに驚くようなことか?



「…………どうでしたか?」



私は、覇気のない声でもう一度問いた


すると、旦那はため息を一つ付き、ポリポリと頭をかく


そして、申し訳なさそうに、口を開く




「…………大旦那は、言うなと申しておりましたが……………



やはりわしは、あなたにどうしても話しておきたいと思うんですわ


聞いてくださいますか?」


「…………はい」


私は、やはりそうかと力なく頷く

夕蘭が好いているのは、あっちの旦那なんだろう






「…………あなたの嫁は、本来、今日49日を迎えた……………姐女朗、澄舞が相手だったんですわ」


「………………え?」


突然の言葉に、私は固まる


「………………夕蘭は、姐女朗、澄舞の一番妹で、澄舞が死んだその日に、代わりに嫁いでくれと頼み倒して………………無理矢理あたなの元に嫁がせたのです



この赤潮の存続の為に……………」

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