こちらの作品は、ポケクリにて公開中の作品です。盗作ではありませんので、ご注意下さい。但し、著作権は私にあります。似たような作品を見つけた場合には御一報下さい。



そのまま、立ち話はなんだからと、旦那の誘いで近くに用意していたという客室ようの座敷に腰を降ろす


私たち以外にも、ポツラポツラと腰掛け、何やら話をしている




「かなり多くの旦那たちがきているんですね?驚きました」

用意されたお茶を飲みながらつぶやく


「ここに来て下さっとる旦那方は、皆、この赤潮の仮身請けを引き受けて下さっとる方々が大半を占めとります。」


「仮身請け?」

久しぶりに聞くその単語に、やはり今一理解出来ずに首をかしげた


そんな私を見て、旦那は、にっこり笑いながら、説明をしてくれた

「旦那は、あまりこういった類の夜遊びは、あまり好まないと伺っております


わからないのも無理はないのですわ



この赤潮は、他の遊亭処と違って、ここに来た娘達は仮身請けいう、身元がはっきりとし、且つそれなりにきちんとあの子達を見てくれる身請け人に期間付きで預かって貰うんですわ


ただ、期間付きですからね、それなりに年幅のいった子らしか、仮身請けは出来んのです


そこが何よりキツいんですが、

旦那は苦笑しつつ言う


「仮身請けのお屋敷にて、自分で本身請けしても構わん相手を自分で探します」


「…………それはまた、きついですな」


そう呟くと、旦那は、「そうでしょうか」と言い放つ



Android携帯からの投稿