この小説は、エイブリスにて公開中の作品です。なので盗作ではないので、驚かないで下さい。しかし、著作権は私が持ってます。似たような小説があったら、ご一報下さい。確かめます。

では、ご覧ください。





~COUNT5~






「んあ?なんだよ小柴
勝手に入って来るんじゃねぇゃ」

部屋の中からは、突然ドアが壊れた事に驚いた女子生徒が、短く悲鳴をあげ、機嫌の悪そうな男の声が、響きわたる

「勝手に入るなだと?
今日は転校生がくるから、くれぐれも部屋に女をあげるなと予告していただろうがっ!」


小柴は、声を荒げながら中に入り、そう詰め寄る

部屋のはじにいた美姫は、中が見えないため、声だけだが、仮にも教師なのだから怒る所が根本的に違うのでは?と首を傾げた美姫


そして、教師の出現に慌てたのであろう女子生徒が、服を乱したまま部屋から出てくる


「!…あなた……」


美姫は、その女子生徒を診て目を見開く


だが、女子生徒は、そんな美姫を見て、邪魔した奴と認識したのか、ギリっと睨むと、いかにも業とらしく体当たりしてから部屋を出ていく


体当たりされた美姫は、力無くその場に崩れ落ちた






【なんで邪魔するのっ!!】


「…っ、」

【どうして私じゃないのっ!私が、綺麗じゃないからっ?】


「…ふっ」




ぶつかった衝撃により


力強い言霊となって女子生徒の周りに渦巻いていた『糸』が少し切れ、美姫の体に巻き付き、思考の中に『思い』が響きわたる