この小説は、エイブリスにて公開中の作品です。なので盗作ではないので、驚かないで下さい。しかし、著作権は私が持ってます。似たような小説があったら、ご一報下さい。確かめます。

では、ご覧ください。






~Count5~





「…………とんでもない所ですわね」


事の次第を把握すると、それ以外何も言えない


「まぁ、だからと言って、毎日が毎日起きるわけじゃないから、そんなに気負わなくていいよ?


そうならないように、見回りとかも、特殊能力科では行っているから」


「…………特殊能力科というのは、…………この学園を守る守護神将みたいですわね」


「守護神将?」


「ええ………


人々を悪神から守る力強い神々のことです」


「へえ~…そんなことに例えてもらったことなかったから、ちょい嬉しいかもな」


小柴は、そう呟く


美姫は、そんな小柴に苦笑する


(……ここの生徒たちが守護神ならば、私は世に不幸を招く悪神という所ですわね


たった一声で、世界を破滅に追い込むことができる……強力な力を持っているのだから)


「………どうした?具合でも悪くなったか?」


小柴は、俯き、暗い顔をする美姫に不安を覚え、声をかける


だが、美姫は、なんでもないと首を左右に振り、先を促す

渋々ながら、先程のやり取りで詳しくは聞けない事を悟った小柴は、ゆっくり前に足を進める


「ここが寮長の國橋 翔というみんなのリーダーが暮らしている部屋だ」


そういわれてたどり着いた一部屋の前


「國橋は、炎系を操る能力者
一番力が強く、安定したコントロールの持ち主で、いざと言うとき役に立つ男なんだ」


小柴は、そう説明しながら、インターホンを鳴らさず、ずかずかと、勝手知ったるナントカで入って行く


構わないのか?と不安になりながら後をついていく