この小説は、エイブリスにて公開中の作品です。なので盗作ではないので、驚かないで下さい。しかし、著作権は私が持ってます。似たような小説があったら、ご一報下さい。確かめます。

では、ご覧ください。






~Count5~





「特殊能力科の寮は、一般科と違って教員寮の真横に位置付けされている」


「教員寮の隣?」


小柴と美姫は、理事長室から真っ直ぐ歩いて、左側にあった階段を登り、上がった先の踊り場で説明を受けていた


「そう、すぐに暴走した力を周りに広がらないよう抑え込む為だ 
あとは、出動命令が出た際に教員と生徒がすぐ合流できるようにする為


大半が出動命令出たときは、生徒達の命に関わる事件の時だからね」


「…………命に関わるって

そんなテロ事件じゃないでしょうに」


美姫は、苦笑を浮かべながら言い放つ


しかし、小柴は首を横に軽く振ると、続きを再開した



「ここの生徒たちは、そこら辺で通っている普通の生徒たちじゃない


大手IT業界や有名医師、はたまたデザイナー、ファッション、特殊技術など、親が多大な大金持ちな息子、娘たちが通う、謂わば名門学校なんだよ」


「……………名門学校…………」


美姫は、その言葉に、顔をしかめる


一般生徒なのに、権力が通常ではない為に、あるはずのない事件が、当たり前の如く起こるのであろう