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「………イラついてなどいない。ただあいつが、私がいてはいけないようなセリフを吐いたから、きいたまでだ」


むすっ………としながら、腕を組み、言い放つ


「…………旦那、それを世間ではきいたとはいいません。脅したと言うんです。


いい大人が、奥様に置いてきぼりをされたからと言って、他人に当たるのは止めていただきたいですねぇ」



榊原は、私から受け取った伝票と品数を再度見合せつつ、嫌味ったらしく言い放つ


「やつあたりなどしていない」


勘に障った言い方だ


私も、ついつい強めに返してしまう


「………してますよ。


奥様が出かけてからというもの、常にこれまでなかった位にイライラされて、不機嫌オーラた~ぷり垂れ流しされていましたし、何かしら他の者を急かしたりして、みんなにあたりまくってたじゃないですか」


「……………」

そこまで言われると、確かにイライラしながら仕事をしていたため、言い返すことができない


「…………旦那、ちょいといいですか?」


だまり込んでしまった私に、榊原はため息をつくと、傍にいたものに後をまかせ、私の腕を引いて奥の間へと誘い出された