この小説は、エイブリスにて公開中の作品です。なので盗作ではないので、驚かないで下さい。しかし、著作権は私が持ってます。似たような小説があったら、ご一報下さい。確かめます。

では、ご覧ください。



~Count2~








「…………それより、どうしましょう…………」


ふと、重大な事が頭をよぎる



多分、いや、絶対にしてこの生徒は気を失ってしまった



どうやってこの林から抜け出せばよいのか………………




(まさか背負って行く訳にもいきませんし…………)



腕を組ながらそんなことを考える

言霊の力を駆使すれば、どんな体型の人間や動物でも、担ぐことはできる



しかし、これ以上他人がいる前で力は使いたくなかった




(……………仕方ないか)




私は、何度も心の中で謝りながら、そのまま生徒は寝かせておく事にした



クラスも、医務室の場所もわからない私が連れて行っても、彼の恥になるだけだから





しかし、流石にずっと誰にも見つけられないのはかわいそうだと思い、最後だと思って言霊に誰かしら来てくれるようにお願いしておいた



(流石に使いすぎましたね
できるだけ使わないように、あまり出来事には関わらないようにしなければ)


私は、林の中を進みながらそう思った




使わないようにするには、人と関わらないのが一番


それが、あの時学んだこと




でも、何もしない訳にも行かず、おばば様が残した生業を引きついで生計を立てることを選んだ




みんなみたいに、働きに行きたいけど、いつ感情の波によって力が爆発するか分からない以上



普通には生活していけないのだ









(なぜ今頃になって
大叔父様は学校なんて進めたのでしょう……………)








少し雲が顔を見せる青空を、仰ぎみながら、ふと、考える




私が、学校に行かない理由など、この力を知っている大叔父様なら、分からないわけがないのに………………








そんな疑問を抱えながら、学園に向けて足を速めた……………