この小説は、エイブリスにて公開中の作品です。なので盗作ではないので、驚かないで下さい。しかし、著作権は私が持ってます。似たような小説があったら、ご一報下さい。確かめます。

では、ご覧ください。



~Count2~



「もういいだろう?」


「「!!」」

「………」


突然かかった声に、私たちは反応し、そちらを見る


「……………標的は俺だろ?
関係ねぇやつ巻き込んでんなよ」

先ほど胸ぐらを捕まれた生徒が、木の幹に寄りかかり、空を仰ぎながら言い放つ



(……………言葉にはしっかり力が感じられるけど…、身体に力が入らない様子ね………)



じっと観察すると、彼は身体を動かす素振りを見せず、ずっと寄りかかったままの状態だ



まぁ、近くでこれだけ強い言霊の力を受けていれば、力を感じなくとも、何らの支障が身体にのしかかるのは当たり前だろう



「そうだぜ?お前が早くこの学園からいなくならないから、


余計なやつがしゃしゃり出てきたんだよ


俺達に手間かけさせやがって、お仕置きが必要かぁ?




《この真面目人間!》」



「…………っ、!?」


「…!!」




吐き出された言霊に、またバランスを崩しそうになるが、なんとかもち応える



(これ以上言霊の力を使い続けられては、あの人の心にまで影響が……………仕方がありません)