この小説は、エイブリスにて公開中の作品です。なので盗作ではないので、驚かないで下さい。しかし、著作権は私が持ってます。似たような小説があったら、ご一報下さい。確かめます。

では、ご覧ください。



~Count2~





(こっちね………)



私は、揺れ動く髪の先に向かって走りだす



がさがさと林の中を走っていることから、かなり遠くから流れてきたことがわかる









《なんでてめえみてぇな奴が、この学園にいるんだよ


マジうぜぇ………………》




(!!……………まただわ


今度は力の波動を感じた


近い!)



私は、全力疾走で力の波動を感じる先にむかう










どかっ!!




「………!」




そこには、力なくやられるだけの生徒と、何度も暴力を振るう生徒が幹の前で言い争っていた




(なんてひどい!)



私は、バッっと前にでる





《おやめなさい!!》



「「!!」」





多少なりとも力が発動してしまい、私の怒鳴り声に、今にも殴りかかりそうな生徒1人と、その傍で見ていた生徒が、一瞬身体の自由が効かなくなったことに驚いていたが、すぐ解けるくらいの力だった為、ゆっくりこちらを振り返った



「……なんだてめえ、部外者は引っ込んでろ」


「そ、そうだぜ……
女だからって嘗めた真似しやがると容赦しねぇぞ」



2人は睨みを利かせてそう言い放つ



「…部外者だろうと何だろうと、目の前でこんな所を目撃したら、見過ごす訳にはいきません」



私は、凛とした声でそう言い放つ


すると、2人は、それが気に入らないのか、掴んでいた生徒の胸ぐらを離すと、ゆっくりこちらに歩んできた


「あんだと?女のくせに、


《邪魔なんだよ!》」


「!!」


今度はしっかり感じた波動に、身体のバランスをとられそうになる


「なんだ?はっきり言ったのは口だけで、恐がってんじゃねぇか



私のそんな様子を見て、先ほど胸ぐらを掴んでいた生徒がははっ!とわらいながら言い放つ


私は、どうしたものかと考えを巡らせたときだった