道内の特別支援学校の生徒による学習成果発表会「ほっこりふれあいプロジェクト」(道教委主催)が12日、道庁で開かれた。初の試みで、マッサージ施術の実演や作品販売を行った。

 札幌、函館両市にある道立特別支援学校4校の高等部や専攻科に通う生徒計約40人が参加した。視覚に障害のある生徒が通う札幌視覚支援学校はマッサージ体験コーナーを設け、休憩中の道職員らが15分間の施術を受けた。「気持ちいい」「上手だね」と生徒に声を掛けていた。

 同校保健理療科3年の鈴木哉真斗(やまと)さん(21)は「いつもと違う場所で患者さんと接するのが新鮮だった。自分の施術で『良くなったよ』と言われ、すごくうれしい」と笑顔を見せた。

 札幌高等養護、札幌あいの里高等支援、函館高等支援の各校も、窓清掃の実演や工芸品の販売などを行った。第2回は11月15、18両日に行う予定。

 

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道庁1階に設けられたマッサージ体験コーナーで道職員らに施術する札幌視覚支援学校の生徒たち

024年7月12日 18:17北海道新聞どうしん電子版より転載