障害者就労への理解を深めてもらう第15回ぴあフェスティバルが9日、室蘭市障害者福祉総合センター(東町)で開かれた。障害者の就労支援施設で作られたシイタケやパンなどが販売され、大勢の住民が訪れた。

 室蘭身体障害者福祉協会の主催。新型コロナウイルス禍での3年間の休止を挟み、昨年再開した。市内の障害者施設やボランティア、飲食店業者など約40団体が参加、北海道福祉教育専門学校(母恋北町)の留学生らもスタッフとして手伝った。

 会場には食品やペンダントなどのアクセサリーの販売のほか、室蘭工業大生のグループによる「お菓子の家づくり」といったワークショップ、古着や雑貨を持ち寄ったフリーマーケット、輪投げなどの縁日コーナーも設けられた。

 東町に住む87歳の主婦は「ハンドバッグや造花の髪飾りが安く買えた。ありがたいです」と喜んでいた。

大勢の地域住民でにぎわった「ぴあフェスティバル」

2024年6月12日 18:58北海道新聞どうしん電子版より転載