北見工大を卒業後、火力発電所の部品の製造、販売会社や医療事務などを経験し、4月に北見市役所に入庁した松原慎治さん(37)。「公的機関は困っている人の最後のとりで。親身になって対応したい」と話す。

 本州で働く同級生らを見て「東京で働きたい」と地元を離れた。ただ結婚出産を経て、子どもの小学校入学が近づいたため、北見に戻ることを検討。親の勧めで市役所の試験を受けた。4月に入庁した消防職を含む46人の中で最年長だ。

 保健福祉部総務課で民生委員の関係、戦没者遺族の援護など幅広く担当。「仕事を覚えている最中」と言うが、民間企業の経験から「財源や人的資源が限られる中、どう市民サービスを最大化するか考える必要がある」と語る。税や財政問題にも関心があるとし「知らない分野もいろいろ勉強していきたい」と意気込む。

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松原慎治さん

2024年6月12日 10:13北海道新聞どうしん電子版より転載