【登別】勤務先の介護施設で利用者に睡眠作用のある薬を飲ませて意識障害を負わせたとして、室蘭署は10日、傷害の疑いで登別市美園町5、看護師渡辺裕一容疑者(35)を逮捕した。
 逮捕容疑は5月30日、同市内のデイサービス介護施設「総合ケアセンター登別ライフプラス」で、利用者の男性(81)に睡眠作用のある薬物を飲ませ、意識障害を負わせた疑い。男性は既に回復し、命に別条はない。同容疑者は容疑を認めており、同署が動機などを調べている。
 同署によると同日、男性は意識がもうろうとした状態で病院に運ばれ、病院が「睡眠薬の服用時にみられる症状が確認された」と同署に通報した。
2024年6月10日 20:47(6月11日 6:23更新)北海道新聞どうしん電子版より転載