【鷹栖】町民らでつくる「たかす吹奏楽団」は2日、町内のたかすメロディーホールで「たか吹(すい)サンクスコンサート2024」を開いた。同楽団には10~80代の約50人が所属。昨年6月から進めてきた結成10周年活動の締めくくりとして、親しみやすいメロディーで集まった約400人に感謝を伝えた。
 ポップスや映画の楽曲を中心に計9曲を披露した。スコットランド民謡「故郷の空」を軽快に奏でると、聴衆は手拍子で盛り上げ、フルートやクラリネットのソロ演奏に大きな拍手を送った。「水戸黄門」などの時代劇音楽メドレーもあった。
 鷹栖中吹奏楽部との総勢60人による合同ステージでは、スタジオジブリの映画音楽メドレーなどで迫力ある音色を響かせた。
 友人が団員という旭川市の会社員北村友美さん(41)は家族で来場し、「耳なじみのある曲が多く楽しかった。長く活動してほしい」と話した。近藤弘一団長は「これからも鷹栖に根ざした活動を続けたい」とコメントした。
 同楽団の10回目となる定期演奏会は12月15日にメロディーホールで開催される。

ソロ演奏も披露して会場を沸かせた「たかす吹奏楽団」の団員たち(伊丹恒撮影)

2024年6月2日 21:26北海道新聞どうしん電子版より転載