【恵庭】市は22日、生活保護支給に関する事務処理を怠ったとして、30代職員を21日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 市によると、職員は保健福祉部福祉課の主任主事だった2021年4月~今年3月の間、受給者からの収入などの申請に基づいて支給額を変更する事務処理を行わずに放置。このため計15世帯で、計約220万円の過大支給と計約26万円の支給漏れがあった。

 市は対象世帯に対し、過大支給分の返済に関する相談と不足分の支給を進めている。

 市は管理監督を怠ったとして、当時の同課課長2人も同日付で厳重注意処分とした。

2024年5月22日 22:31北海道新聞どうしん電子版より転載