【北斗】北斗市内の住宅敷地に乳児の遺体が埋められた事件で、死体遺棄容疑で逮捕された自称青森県弘前市若党町、接客業大内流星(るな)容疑者(25)が、医療施設ではない場所で出産したとみられることが21日、函館中央署などへの取材で分かった。
 同署によると、死亡したのは生後間もない女児で、大内容疑者は女児の母親とみられる。同容疑者の親族宅の庭で見つかった女児の遺体は胎盤が付いたままの状態で、出産直後に死亡したとみられる。司法解剖の結果などから、女児は3、4カ月前に生まれたとみられ、遺体は一部腐敗が進んでいたという。
 同署などは今後、DNA鑑定を行い、親子関係などを確認する。
 同署は女児の死因の外傷性頭部出血について、頭への強い衝撃に起因するとみて、女児が死亡した経緯などを調べる。同署は21日、女児に対する死体遺棄容疑で同容疑者を送検した。

2024年5月21日 20:57(5月21日 23:32更新)北海道新聞どうしん電子版より転載