10日に北見市内で開かれた催しで、障害者と手作りしたハーバリウム(植物標本)で飾ったボールペンや革製のキーホルダーなどを販売した石山ほのかさん(30)。「一つ一つ丹精した商品。大切に使ってもらえたらうれしい」
 3年前、兄と母と一緒に就労継続支援B型事業所「ふぁん・力むず」を市内に開設した。市内の10~60代の男女約15人が通い、受託した革靴の縫製や豆の選別、菓子箱への押印などを行う。
 手作業を苦手としていた通所者が、慣れてさまざまな工程を担う。成長する姿を見るのがやりがいで、「家族のように寄り添いたい。一人一人の当たり前を尊重することが大切」と言う。
 事業所は飲食店「Cafe まんま」も併設し、定食や牛タンカレーが人気。営業は午前10時~午後4時。日曜定休。インスタグラムで情報を発信している。

石山ほのかさん

2024年4月17日 10:15北海道新聞どうしん電子版より転載