【北区】福祉見守りボランティア研修会が2月3日、拓北・あいの里地区センターで開かれ、地域住民や地元の医療・介護・福祉施設、北区社会福祉協議会の関係者ら計81人が参加しました。
 同地区の連合町内会、社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会の主催。日頃の福祉活動で認知症とみられる人と触れ合う機会が増えていることから、認知症対応事例検討会と題して実施しました。
 市の認知症介護指導者の資格を持つ安藤裕啓さんを講師に、基礎研修が行われました。安藤さんは介護時の心構えを伝え、「誰でもなりうる病気なので当事者として考えることが必要」とアドバイスしました。
 続いて、10グループに分かれて意見交換。参加者は自身の体験を話したり、対応方法について案を出し合ったりして、認知症患者とどのように向き合うべきかを考えました。連合町内会会長の長尾由紀子さんは「『福祉のまち』を地域の理想にしていますが、たくさんの方が関心を持っていることが分かりました」と積極的な参加に感謝していました。(ライター・坂井哲也)

地域住民が認知症患者への対応方法を学んだ研修会

2024年3月1日 10:00北海道新聞どうしん電子版より転載