札幌市立北白石中学校(白石区)の複数の生徒の成績表を外部に流出させたとして、札幌白石署は25日、札幌市白石区、元同校教諭でアルバイト従業員菅原淳容疑者(55)を地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで書類送検した。

 送検容疑は、2022年10月ごろ、不正に入手した生徒35人の成績表をコピーして報道機関に郵送し、職務上知り得た情報を漏らした疑い。

 同署などによると、菅原容疑者は郵送時に、同僚が流出させたように見せかけた文書や、わいせつな写真を同封していた。調べに対し、「同僚の信用を失墜させるためにやった」と容疑を認めているという。

 送付先からの連絡を受け、市教委が調査し、同年12月に同署に相談していた。市教委は昨年6月、成績表の外部流出に加え、顧問を務めていたパソコン部の活動費を私的に使っていたとして、菅原容疑者を懲戒免職にした。

 

2024年1月26日 10:40北海道新聞どうしん電子版より転載