【下川】上川管内下川町内の町有林で4月、親子2人が遺体で見つかった事件で、名寄署は20日、殺人の疑いで、同町内の職業不詳の男=当時(36)=を被疑者死亡のまま書類送検した。

 送検容疑は、今年1月下旬ごろ、同居する母親=当時(63)=を町有林内で殺害した疑い。同署などによると、母親は首にネクタイが巻かれた状態で発見された。遺体は腐敗が激しく、司法解剖で死亡した時期を特定した。死因は分からなかった。

 同署などによると、男の遺体は、母親の遺体から約200メートル離れた場所で木にもたれかかり、首にロープが巻きついた状態で見つかった。着衣から自身の病気や母を1人残せないという趣旨の遺書が見つかっており、同署などは男が無理心中を図ったとみている。

2023年11月20日 20:49(11月20日 21:02更新)北海道新聞どうしん電子版より転載

 

・下川の町有林遺体、30代男性と同居の母

【下川】上川管内下川町の町有林で13、14の両日に相次いで見つかった2人の遺体は18日、名寄署の調べで、同町内の男性(36)と、同居する母親(63)と分かった。同署などによると、男性の遺体は木にもたれかかり、首にロープが巻き付いていた。同署などは男性が自殺したとみて調べている。

 同署などによると、男性の遺体から約200メートル離れた場所で見つかった女性の遺体の近くには、ネクタイが残されていた。遺体は腐敗が激しく、同署などが死因の特定を進めている。

2023年4月18日 22:39(4月19日 00:25更新)北海道新聞どうしん電子版より転載

 

・下川の町有林で2人の遺体相次ぎ発見 目立った外傷なし

【下川】14日午前8時10分ごろ、上川管内下川町班渓(ぱんけ)の町有林で、町有林を管理する団体職員が遺体を見つけ、町職員を通じて名寄署に届け出た。現場から200メートルほど離れた町有林内では13日にも別の遺体が見つかっていた。同署などによると、遺体はいずれも少なくとも死後数カ月たっており、目立った外傷はなかった。同署が死亡の経緯と身元を調べている。

 同署などによると、いずれも成人とみられる。14日に見つかった遺体は性別不明。13日に発見された遺体は男性で、同日午後3時55分ごろ、14日と同じ団体職員が見つけた。ともに防寒着を身につけていたという。

2023年4月14日 22:27北海道新聞どうしん電子版より転載