【妹背牛】町の新しい地域おこし協力隊員として、ベトナム人のズオン・ティ・フオンさん(25)が1日付で着任した。町のベトナム人協力隊員受け入れは2020年4月からで、フオンさんで4人目。

 「日本は季節ごとに旬の食材や祭りが楽しめる」と、21年5月に来日。上川管内東川町の旭川福祉専門学校日本語学科で日本語を学び、教員の紹介で昨年9月に同協力隊の説明会に参加。隊員と地域とのつながりに魅力を感じ応募した。

 企画振興課に配属され、主に町内の佐藤鋳工などで働くベトナム人技能実習生に日本語を教えるほか、通訳として診療所で症状を伝える活動もする。

 2日に町役場で行われた辞令交付式で、田中一典町長は「技能実習生が気持ちよく生活できるようサポートしてほしい」と期待を寄せた。任期は3年間。フオンさんは「誰とでも話せるのが私の長所。一つ一つの仕事を全力で頑張りたい」と意気込んだ。(出井一彰)

2023年10月4日 19:13北海道新聞どうしん電子版より転載

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町の地域おこし協力隊に着任したフオンさん