北大病院は24日、同院の男性臨床検査技師が、共同研究している昭和大病院(東京)の患者178人分の氏名、年齢、病名などの個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。これまで情報の不正利用などは確認されていない。

 北大病院によると、技師は、共同研究のため昭和大病院から患者の情報を提供され、私物のUSBメモリーに保存し、自宅に持ち帰って研究していた。

 技師は今月3日、メモリーをなくしたと北大病院に報告。「6月29日昼まではあった」と説明しているが、実際に紛失した日付は調査中という。

 同院は患者情報に、道内在住者が含まれているかは不明としている。両病院が文書で患者に説明し、謝罪した。(後藤耕作)

2023年7月24日 17:24北海道新聞どうしん電子版より転載