【伊達】本年度で閉校する伊達緑丘高3年の佐々木苺花(いちか)さん(17)と古沢遼(はる)さん(17)が22日、2021年夏から集めてきた空き缶のプルタブ計253・7キロを伊達身体障がい者福祉協会に贈った。同校の生徒たちが続けてきたボランティア活動の締めくくりで、プルタブは協会の車いすの交換時に活用される。

 2人はスーパーなど市内3店に回収箱を置いてもらうなどして市民らに協力を呼び掛けてきた。昨年3月に閉校した旧稀府小からも提供を受けたという。

 この日はペットボトルや箱、袋などに入れたプルタブを同校で協会の事務局員に手渡した。車いす交換に必要な750キロの回収目標は達成できなかったが、佐々木さんは「これだけ多くのプルタブを集めることができて良かった。協力をいただいた市民や地域の方々に感謝したい」と話した。(梶山征広)

2023年2月22日 19:20北海道新聞どうしん電子版より転載