去年、神奈川県秦野市の認定こども園に勤務していた保育士が、3人の園児の頭をたたくなどしたとして、暴行の疑いで書類送検されたことが捜査関係者への取材で分かりました。
市も不適切な保育があったと認定し、園に対し再発防止を求めています。

捜査関係者によりますと、書類送検されたのは秦野市の認定こども園に勤務していた40代の女性保育士で、去年2月、担当していたクラスで3人の園児の頭をたたいたほか、両足を持って体を持ち上げて移動させたなどとして暴行の疑いが持たれています。

保護者からの被害届を受けて警察が捜査したところ、たたいたことを認めたということです。

一方、秦野市も園からの聞き取りを行って、この保育士による不適切な保育があったと認定しました。

保育士はすでに園を退職したということです。

市は、園では保護者にいきさつを説明したうえ、研修を行うなど再発防止に取り組んでいるとしています。

園は、NHKの取材に対し「現時点でコメントすることはない」としています。

2023年2月17日 18時03分 NHK NEWS WEBより転載