札幌市の秋元克広市長と連合町内会長たちが意見交換する「行政懇談会」が10日、市内で開かれた。町内会長82人が参加し、今年の除雪体制や、4月に施行される「札幌市未来へつなぐ町内会ささえあい条例」に基づく支援策などについて話し合った。

 新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。秋元市長は新年度予算案について「昨年の大雪の反省を踏まえて、降雪状況に応じた機動的な対応ができる予算を計上した」と話した。また、同条例の趣旨を説明し「地域を支える町内会をさまざまな観点から総合的に支援したい」と述べた。

 参加者からは、昨年と今年の除雪の違いについて質問があった。秋元市長は「今年は早めの排雪で効率が良くなったので、新年度も排雪の時期を早められる経費を当初予算案に入れた」と話した。(岩崎志帆)

2023年2月10日 22:52北海道新聞どうしん電子版より転載