自分が将来介護されるとしたら誰にしてもらいたいか、男女で希望に差があることが朝日生命保険の調査で24日までに、分かった。男性は妻と答えた人が多いのに対して、女性ではヘルパーなど第三者を希望する人が多かった。いざというときのために平時から話し合いをすることが重要そうだ。

 介護の担い手について、全体では第三者を希望する人が37・4%で最多。夫または妻が22・1%、子が10・7%だった。分からないは23・3%に上った。

 男女別では男性が妻と回答した割合が28・9%に上ったのに対して、女性で夫と回答したのは15・7%にとどまった。第三者の希望は男性では30・7%だが、女性では43・7%だった。

 希望する介護生活についても、在宅で家族に介護してもらうことを希望する人は男性は25・4%だったのに対し、女性は18・4%にとどまった。介護施設に入居することを望む人の割合は女性の方が多かった。

 朝日生命の担当者は「育児や家事の主な担い手が女性である家庭では、夫は自分の面倒も妻が見てくれるだろうと期待してしまっているのではないか」と話した。

 調査は9月30日~10月5日にインターネットで実施。25~64歳の男女計2647人が回答した。

12/24 15:38 更新 北海道新聞どうしん電子版より転載