全道の住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)上の人口が1月31日現在、517万8千人となり、前年同期より4万7千人減ることが24日、道のまとめで分かった。住基ネット上の数値は、毎年夏に総務省が発表する住民基本台帳に基づく人口動態調査の参考値ともいえ、同規模の減少となれば、過去10年で最大の減少幅となる。

 住基ネット上の道内人口のうち、外国人は3万5千人で、前年同期と比べ3700人減少。道が外国人の人口を発表し始めた2014年以降、増加を続けていたが、昨年の3200人減に続き、2年連続の減少となった。新型コロナウイルスの流行下において、入国制限が一定程度、影響しているとみられる。

 総務省が夏に発表する人口動態調査は、1月1日時点の住基台帳に基づき各年度の人口の流出入状況などを示し、各種施策の基礎資料となる。13年以降、道内は毎年約9千~3万9千人の減少をたどっている。

 

2/25 01:52 更新 北海道新聞どうしん電子版より転載

 

2022.2.25

総務部