ご無沙汰しています
いろいろあってblogを書く気持ちになれませんでした
愛馬へニーストライカー馬が先月亡くなりましたえーん
原因不明
2019-06-19 栗東・寺島良厩舎で調整されています。
先週は、16日にポリトラックコースにて調教助手が跨って、併せ馬で追い切りが行われ、71.5-53.7-38.7-12.0を一杯に追われて計時し、併せた相手に遅れましたものの、追い切り後も含めて、中間は特に異常はなかったのですが、19日早朝、追い切りの前運動として角馬場でウォーミングアップを行っていた際、特に呼吸の乱れなどはなかったものの急に脚取りが悪くなり、馬がフラフラになってしまいました。
急遽、調教は取り止めて、曳きながら何とか自力で厩舎に戻り、すぐに獣医の診察を受けましたが具体的な原因は分からず、血液検査の結果でも異常は見つかりませんでした。
寺島調教師は
中間、背中の肉が落ちて来ていて、まるで背垂れ(せったれ)の様な身体つきになって来てはいましたが、飼葉はしっかりと食べていましたし、調教も出来ており、普段の様子もいつも通りでした。それが、今日の角馬場運動の時にフラフラになってしまい、自力では立っているのがやっとという状態になってしまい調教を中止しました。
最初は熱中症を疑いましたが息の乱れも発汗もなく、獣医も熱中症の類ではないとの判断です。
現在、まるで腰フラのようにトモが抜けてしまっている状況で、後躯をしっかりと踏み込んで歩くことが出来ませんし、前駆も肩が脱臼しているかの様な歩様です。
もしかすると背骨を痛めている可能性もあるとの事で、ストロイド注射を打って様子を見ています。正直、原因が全く分かっておらず困惑していますが、診察を受けながら2~3日様子を見る他ないとの診断です。
(6月20日臨時更新)
引き続き、栗東・寺島良厩舎で舎飼にて経過観察中です。
19日午後に改めて消炎剤治療を行いましたが、翌日になっても症状に大きな改善は見られず、20日午前10時現在、単独での歩行では脚取りが定まらないような状態が続いています。
なお、原因究明の為、本日、再度採取した血液を検査にかけて、21日にはエコー検査とレントゲン検査を行う予定です。
診察したJRAの獣医は
「引き続き経過を観察していますが、正直言って状態はあまり良くありません。
例えば、横から馬体を押すと、踏ん張れず倒れてしまう位に腰と脚元に力が入らない状態です。
このような症状は前例がなく、現時点では原因も分かりませんし、あくまで症状からの推測ですが、頸椎あるいは腰椎に何らかのダメージを負い、結果、脊髄の神経系を痛めてしまって、この様な状況になっているのだと思います。
恐らく、一気にこのようになったのではなく、少しずつ徐々に悪くなっていって、現在の症状にまで達したのだと推測されます。
考えられる原因としては、ウィルス性、外的要因、寄生虫の3つがあります。ただウィルス性だとすれば昨日の血液検査で何らかの異常が見つかるはずですが、念のためもう一度血液検査を行い、その他の2つの要因も疑ってレントゲン検査、エコー検査など行います。
ただ、前例もなかなかないので、ハッキリとした原因が掴めるかさえも難しいところです」
とのことで、
寺島調教師は
「自分も、この様な症状の馬に出会った経験がなく困惑しています。
今考えると、競馬には普通に使えてはいましたが、状態が決して悪くないのにも関わらず結果が伴ってこなかったのも、既に何らかの影響が出始めていたからだったのかもしれません。
ただ、普段の様子は元気で飼葉食いも良く、調教も普通にこなせていたので、気付くことが出来ませんでした。
申し訳ありません。今は馬房で安静にして経過を観察する事しか出来ませんが、何とか状態が良くなってくれたらと祈るばかりです」
とのことでした。
(6月21日 臨時更新)
栗東・寺島良厩舎で引き続き、舎飼されています。
19日に発症した疾病について、21日午前10時現在、依然症状は回復せず、自力では立っているのがやっとという状態が続いています。
原因究明のため、昨日、再度血液検査を行い、本日、エコー検査とレントゲン検査を行いましたが、原因となりうる異常は見つかりませんでした。
診察したJRAの獣医は
「昨日は再度の血液検査を行い、本日は脊髄のエコー検査と頚椎から背骨にかけてレントゲン撮影を行いましたが、原因となりそうな異常な数値や箇所は発見出来ませんでした。
現時点で出来る事は全て行いましたが、原因すら究明できない状況です。
ただ、間違いなく、何らかの原因で脳、または神経系統が侵されてしまった結果、現在の症状が出てきてしまっており、そして原因が分からない限り、残念ながら治療することは難しい状況です」
とのことで、
寺島調教師は
「何とか原因究明をして、治療に向けて光明が見えてくればとの思いでしたが残念です。
神経系をやられてしまうと、もう走る事が出来ないかもしれず、競走馬としての復帰は勿論、乗馬としての可能性も難しい見通しです。
本当に申し訳ございません」
とのことです。
この診断結果を受けて関係者で協議した結果、回復の見通しが立たず、今後についても競走馬としての復帰だけでなく、乗馬としての可能性も厳しい事を踏まえて判断した結果、断腸の思いですが、近日中に競走馬登録を抹消してファンドを解散する事となりました。
この様な結果となり、誠に申し訳ございません。
今後は、JRAに研究馬として寄贈することになります。
これまでのご声援、誠にありがとうございました。
なお、精算は8月末の予定で、今回のケースは競走能力喪失扱いとなり第4号見舞金の対象となります。
昨日某クラブの掲示板でへニーくん馬と同様の症状を発症した仔がいました
先ほど安楽死処分になったと記事になっていましたえーん(ブルトガング馬)
この2ヶ月で同様の症状で2頭の馬馬が亡くなりました
偶然なんですかね?
この間の飼料の件もありますし…
へニーくんは馬頚椎等には異常はありませんでした
脳の萎縮などは分かりませんが…
BSEとか関連性はないのでしょうか
(飼料にBSEに感染したものが使われてるとか)
へニーくん馬やブルトガンク馬の為にも、何か原因の手がかりがつかめるといいのですが…