助産師の山浦直子です。

 

週末「ヒトの育ちを科学の視点で理解する」京大の明和政子先生の講座をオンラインで受講しました。

 

コロナ禍、人との距離をとる、密を避けるが当たり前になっていますが、子どもの育ちにどんな影響を与えるのか気になっていたので今回、明和先生の講座を楽しみにしていました。

 

明和先生は、ヒト特有の心の働きや心がいつどのように獲得できるか研究されています。

言葉がわかる前からの赤ちゃんの脳や心の動きををテクノロジーを使って可視化することによって、ヒトがヒトとして成長するためにはどんな環境が必要なのかわかりやすくお話ししてくださいました。

 

人との距離を取る生活様式

これは大人の都合で作られた様式です。

 

子どもはヒトとしての脳や心の成長期です。

未熟な脳がヒトとして成長するためにはここちよい身体接触が必要です。

 

授乳しながら、養育者からやさしく声をかけられ、見つめ合い、触れあう

お腹も心も満たされる経験

 

心地よいスキンシップで赤ちゃんがケラケラ笑う

 

そんな日常のあたたかい経験の積み重ねが、脳を発達させ、それが、他者と円滑に関係を築いていく土台となるのです。

 

乳幼児期の環境経験が、将来にわたり心の健康に影響を及ぼすことが科学的に証明されてきている!

子どもの育ちを科学的に理解し、子ども目線での新しい様式を考えていく必要がありますね。

 

 

今回の講座は、大好きな秦野のハレノヒ保育園が企画してくださいました。

ハレノヒ保育園の先生が書かれたの記事もぜひお読みください。

今日のハレノヒ - ハレノヒ保育園 (harenohi-hoikuen.com)