10年 | my way my love official blog【fuzzy dayz】

my way my love official blog【fuzzy dayz】

my way my loveのofficial blog


2014年も残すところあと一ヶ月とちょっとですね。
いやぁ今年もいろいろあったわーなんてすでに感傷に浸りそうになってるけども、まだまだ怒濤の12月が待ってるから今年を振り返るのはもうちょい先だと。
最後は普通の波動拳よりも超必殺波動拳で締めたいから昇竜拳多様してパワーゲージ溜めるみたいな。
全然例えられてないし知らない人メンドクサイだけですね。
もうしわけ!
どうも、寒い季節に顔出します。
鍋は水炊きをすだちぽんずで派のSHOZOです。
皆さん、だいぶ冷えるようになってきたので防寒対をしっかりと。
ラスト一ヶ月も駆け抜けるぞー。


そんなこんなで久々ブログ。
なんとなく自分の近況を書こうとも思ったのですが、ツイッターとかでもちょいちょい情報流してるのでやめます。
めずらしくドラムの事について語ってみようかな(照)。

とか言いつつ、すんげぇ長くなりそうな気がしてきたから少しだけ(笑)。

ドラムを始めたきっかけはまた機会があったら書くとして。
最近気づいたんですが、ワタクシ、、。
ついにドラムという楽器を始めてからちょうど10年経ちましたよ。
えぇ、えぇ、ありがとうございます(照)。

中学時代、高校に入ったらバンドをやりたいなぁなんて漠然と思っていまして。
安定のサッカー部に入部しながらもある日どうしてもドラムを叩いてみたくなってしまったんです。
あれはちょうど桜が散って梅雨に入りかけの時期でした。
いつもの部活終わり、部員達との談笑の輪を抜け出し、帰り道にあって気になってたスタジオにおそるおそる一人で行ってみたんです。
薄暗~い階段を地下に下りていって、入り口のドアに店名がデカデカとペイントしてある感じでした。
それでその文字の隙間からほんのちょっと中の様子が見えるんですね。
すると店員なんでしょう。
カウンターみたいな所に一人、見た感じ身長185cmぐらいはありそうな!ガタイが良くて眉毛ナシ。
さらに口ひげ生やして長い金髪をアタマのてっぺんで結んでライダース着てるみたいな。
スタジオっていうよりもステーキ屋の方が似合うんじゃないかって感じの、かな~りHell Yeah! なオジサンがスポ日読んでんすよ。
(はぁ、誰かの魔法であの人とキオスクのおばちゃん入れ替わんないかなぁ、、)
なんて思いながらも気持ちはドラムまっしぐらですから、なんとか勇気出してドアを開け、

おれ「、、、あの~、、ドラム叩きたいんですけどぉ、、。」


するとそのHell Yeahオジサンがスポ日読んでる体勢は崩さず、アタマと目だけおれのほう向けながらしばらーくおれをグゥーッ睨みつけ、、、


Hell「今日はお客さんいないから好きなだけ叩いてっていいよ♡」

(う、うそーーん!!よくドラマとかで絶対怖いであろう人がやさしかったパターーンのやつや!!後々すんげぇ助けてくれたり仲良くなっちゃう感じのや・つ・やーーー!!!)

たどたどしくお礼を言った後に、店の一番奥にある部屋の重いトビラを開けたらそこには念願のドラムセットがバーーーン!!!
(うーわ、ある~~!!ドラムあるよ~~!!!)
とにかく緊張してたおれは部屋に置いてあったアンプやマイク、壁に貼ってあった超デカいMETALLICAのポスターとかもう全てに「おぉ~」って感じ。
すぐさまドラムセットのイスに座って溢れんばかりの気持ちを両手のスティックにぶち込み、思いっ切りシンバルを!
ん~~~~っっっっっ、ドォーーン!!!!!!


、、、何て言うんですか、、?
目覚めちゃっ、、た?みたいなー!

その後はもう初めておもちゃを与えられた赤ん坊のようにきゃっきゃっきゃっきゃ言いながら叩き倒しました。
もし傍から誰かがその様子を見ていたとしたら、

「なんかチャッキーみたいで不気味」

だった事でしょう。
関係ありません。
もうおれは夢の中ですから。

散々これでもかと叩きまくったおれはイスから落ちて床に倒れ込み、仰向けになりながら

「まじハンパねーー!!!!!」

と当時最先端だった流行語を心の底から叫びました。
来てよかった。
勇気を出してあのドアを開けて正解だった。
何度も何度も感動の波が全身に押し寄せて来ます。

もうこの時点でドラムに惚れ込んでしまっていたわけですね。

しばらく寝っ転がっていましたがいいかげん起き上がり、なぜかドラムに一礼。
純度200%、渾身の爽やか悩殺スマイルで
「ありがとうございました!!」
って部屋を出ると、まだスポ日読んでたHell Yeahオジサンが

Hell「ん。え。もう?!」

おれ「はい?」

パッと後ろにあった時計を見ると部屋に入ってまだたったの20分しか経ってなかったんです。
(どぇええええ?!!まじでか?!恥ずっ!!)

おれ「、、、、、、い、いいんです、。もう、、。」

感覚としては2時間ぐらい経ってるもんだと思ってたから、Hell Yeahオジサンのご厚意も受け流し、めちゃ顔真っ赤にして500円置いてすぐ帰りました。
恥ずかし。
体内時計ぐちゃぐちゃか。
緊張って恐ろしいですね。
とりあえず精神と時の部屋を身を持って体験できたのは後にも先にもあの時だけでした。
そしてそれが原因かどうかはわかりませんが、Hell Yeahオジサンとは会う度になんかギクシャクしてしまい、正直あまり仲良くなれずに高校バンド生活は終わっていくのでした。

あれから10年。
プロドラマーとしてステージに立つようになってもまだまだドラムは奥が深すぎて底が見えません。
一生修行の身。

「ドラム語るなんて100年早いよ小僧」

なーんてスポ日片手に持ったHell Yeahオジサンが言ってきそうです。
その時おれはこう言ってやろうと思います。


「とりあえずスポ日置けや!!!」


って。
話はそれからです。

また次の10年も地道に精進します。
今度こそHell Yeah!オジサンと笑ってあの時の話が出来るように。
ドラムを通して出会った人達、そして自分のためにも。

Thanks to the "MUSIC".

I ♥ DRUMS.


またね。



SHOZO