緩和ケア病棟
久々のブログ更新緩和ケア病棟に異動になり3カ月が経ちました。私は助産師なので、まさか自分が異動すると思いませんでしたが、全然畑の違う分野に来てしまいました。新たな世界なので、まだまだ勉強不足で迷惑をかけていますが、なんとか頑張っています。緩和ケアとはなんだ?本当ど素人な考えでがんのターミナル期の最後の砦というイメージをもっていましたが、そうではないことを初めて知りました。緩和ケアは身体的、精神的な苦痛の症状を緩和することであり、がんと診断されてからすぐに介入が必要なんだと知りました。がんに伴う症状はたくさんあり、そのうちの疼痛にもいくつも種類があることを知りました。今までもがん患者さんに接していましたが、本当に知識不足でした。はじめは助産師の仕事ができないことがショックでしたが、この病棟で私ができることは何だろうと考え始め、気持ちが切り替わりました。私はメディカルアロマセラピストの資格をもっているので、これしかないと思いました。アロマに携わって15年くらいは経ちますが、今までも産科でお産のときや産後にアロマを使っていましたが、経験上からアロマは効果的であると実感していました。でもやはり医療業界の中ではまだまだエビデンスが乏しく、信用されていない感があります。だからドクターによっては使うことを許可してくれない病棟もあるようです。今の病棟はまだアロマが導入されていませんでした。緩和ケア病棟ではアロマが取り入れられているところがほとんどであり、もちろんドクターはアロマ取り入れてもいいといってもらえたので、アロマの導入を開始しました。看護研究で「緩和ケア、アロマ」と検索すると結構な数の文献が検索されました。それを参考にし、緩和ケアにはどういう取り入れ方をされているのか、精油のチョイスを考え厳選して精油を選びました。あとはアロマの物品を買ってもらわないといけないので、稟議書を書いて上司に提出。1回修正して買ってもらえることになりました。今はスタッフにも安全に使えるように毎月勉強会を開催しています。緩和ケアでは、倦怠感、嘔気(吐き気)、浮腫、疼痛、うつの症状をもたれている人が多いので、それに適応した精油を使います。実際使ってみた感想はというと、末梢の循環が悪くて浮腫を起こしている患者さんに利尿作用のあるグレープフルーツを用いてトリートメントを行いました。びっくりするほど、施術した翌日に浮腫が軽減していました。また、嘔気にはレモンやペパーミントを用いた芳香浴を行い、すっきりするという言葉をよくいただきます。糖尿病を持病にもたれている人が、足の爪水虫(真菌によるもの)になっており、かかとがしびれるとのことでした。抗真菌作用のあるティートリーを入れて足浴をしたら、4日目くらいでかかとのしびれが無くなったと言われました。家でも足浴をしていたけど、治らなかったという発言もあり アロマがよかったのかな?と実感しています。足のしびれは糖尿病からくる末梢神経障害か、循環障害が考えられるのですが、血液循環がよくなったためにしびれが無くなったことが考えられます。ほかにも新たな発見がありました。今までは産婦人科だったので、女性オンリーにアロマを使っていました。女性は身近にあるからかアロマの受け入れがいいので当たり前でしたが、緩和ケア病棟ではアロマに興味なさそうな高齢者の男性もいらっしゃいます。意外とそういう方にもアロマが受け入れられていて、私自身それに驚いています。医療はエビデンスの世界なので、アロマのエビデンスを明らかにするために研究をしないといけないと思っています。でも研究は苦手なんです。文章書かないといけないし、いろいろ調べたりしないといけないからね。でもアロマに効果が証明できるなら、薬と違って取り入れやすいと思うので、ちょっとやってみようかな。