鬱が悪化して、休職しているはずなのに、私の毎日は多忙をきわめていました。
詳しい事情は説明できないのですが、正直家族に対しても「もう少し協力してよ!」と腹立たしく思うことも多々ありました。
あまりのしんどさに、一度、旦那に「私が倒れてもいいの!」と怒りをぶつけたところ、「なんでそんな風に考えるんだ!そんなこと思うわけないだろう!」と逆ギレされました。
ならもっと手伝ってよ。私は今、倒れそうなくらいしんどいのよ、という現状の苦しさはなかなか家族にはわからない、伝わらない。
いつものことです。
ムリをしてはいけない。
それは自分でもよくわかっていても、仕事をしている主婦にとって、それは容易なことではありません。
仕事を休んで家にいても、代わりにご飯をつくってくれる人はおらず、当然のことながら旦那はいつもどうり、残業して帰ってくるのは10時11時。
夫婦ってこんなものかなあ、と寂しく思うことにも慣れました。
この頃、私が唯一心がけたのは、夜9時には自分の寝室(といっても収納に困って置き場所のない荷物が所狭しとおいてある部屋の一角にベッドがおいてあるせま〜い部屋ですが)に入り、ゆっくりと過ごすこと。
好きな本を読んだり、友達にラインしたり。
とにかくこの時間だけは確保しました。
ひとりゆったりできる時間。
これがなかったら、鬱の症状も良くなってはいかなかったかもしれません。
