ファブレス OEM EMS ファウンドリ半導体部品完成品 PER PBR 時価総額京都

ファブレスが主流となっている業種の一つに半導体産業がある。主に半導体関連企業は従来、半導体設計とその製造を同じ企業内で行ってきた（AMDの創業者ジェリー・サンダースの有名な言葉に「ファブを持ってこそ真の男」がある）。しかし、半導体製造装置や無塵環境が必要なその周辺設備の投資には莫大な費用がかかることや、シリコンサイクルと呼ばれる、半導体製造企業各社が約4年に一度一斉に行う製造プロセス更新のため減価償却期間が短いなど、事業として成り立たせるための資金調達が難しくなる傾向がある。このため製造設備を持たず、研究開発のみに従事する企業とすることでこれらを回避し比較的安定した事業を行うことができる。設計した半導体は、一般的な半導体総合企業やファウンドリとよばれる半導体製造専業企業に製造を委託する。これを開発設計から製造まで一貫してやる縦の分業（垂直分業）に対して、横の分業という。

ファブレス企業とは？OEMと何が違う？アップル、キーエンスなど成功事例も解説｜ビジネス+IT (sbbit.jp)

代表的ファブレス企業

Apple キーエンスファーストリテイリング

任天堂　バルミューダ　アイ・オー・データ機器エレコム　クアルコム

サンゲツ　無印良品　ナイキ　ダイドードリンコ　伊藤園

ARM AMD Broadcom NVIDIA MediaTek

Apple - Wikipedia
※個人的には何ら独自技術のない、ブランドイメージだけで極めてコストパフォーマンスの悪い品を売りまくる、極論すれば特殊詐欺グループがApple
プロセッサも自社開発している。

時価総額 3,439,587,933.00千ドル約540兆939億円 PER(連)36.41倍 PBR(連)56.08倍
※工場がないこともあり時価総額に比して純資産が極めて低い
訴訟リスクが、かなりある

キーエンス - Wikipedia
株式会社キーエンス（KEYENCE CORPORATION）は、自動制御機器（PLCと周辺機器）、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡などの開発および製造販売を行う企業。

2021年の国内企業の時価総額ランキングでは、トヨタ、ソニーグループ、に次いで国内3位になるなど日本を代表する優良企業

時価総額17,202,079百万円 PER(予想)42.89倍 PBR(連)6.11倍

ファーストリテイリング - Wikipedia
株式会社ファーストリテイリング（FAST RETAILING CO., LTD.）は、株式会社ユニクロや株式会社GUなどの衣料品会社を傘下にもつ持株会社である。

世界のカジュアル衣料品の企業の中での売り上げはZARAを擁するインディックス、H&Mに次ぐ第3位、時価総額は、世界1位である。
※日本市場は合衆国に対しては割安かもしれないが他の国に対しては一概に割安とは言えない。

時価総額13,234,810百万円 PER(連)34.95倍 PBR(連)5.97倍

任天堂 - Wikipedia
京都企業
時価総額11,080,423百万円 PER(連)33.11倍 PBR(連)3.81倍

バルミューダ - Wikipedia
バルミューダ株式会社（BALMUDA Inc.）は、日本の電機メーカー。

「最小で最大を」を理念に、デスクライトや扇風機、加湿器、ヒーター、スマートフォンといった製品を製造販売している。

時価総額10,327百万円 PER(連)103.21倍 PBR(連)2.51倍
※PERから見て、かなり割高な技術力のないブランドイメージだけの完成品メーカー
規模を小さくしたAppleで極論を書けばバルミューダは特殊詐欺グループ

アイ・オー・データ機器 - Wikipedia
株式会社アイ・オー・データ機器（アイ・オー・データきき、I-O DATA DEVICE, INC.）は精密機器メーカー。主にコンピュータの周辺機器を製造・販売する。

2022年2月9日、創業者で筆頭株主の細野昭雄会長が1月下旬に設立した資産管理会社AHCがTOB(株式公開買付)を実施すると発表した。目的は株式非公開。株式公開買付け成立後、同年6月16日付で上場廃止となった。
上場廃止時時価総額19,261百万円 PBR(連)0.57倍
※資金調達が可能なら株式公開しないという選択肢はある。上場していると何かと面倒だし。
データ的には上場廃止時のPBR0.57倍はファブレスでもあり極めて優秀。
個人的にはコストパフォーマンスが良く品質も良いイメージがある。

エレコム - Wikipedia
エレコム株式会社（ELECOM CO.,LTD.）は、大手大手コンピュータ周辺機器メーカーである。

バッファロー(メルコ)やアイ・オー・データ機器と並ぶ日本におけるIT機器大手。激しいシャア争いをしている。
マウス、キーボードをはじめとする13部門において業界トップシェアを誇っており、スマホ関連にも強い。近年はBtoCからBtoBへ大きく経営の舵を切っており、M&A巧者で法人向けを強化。中国、東南アジアを中心に海外展開も積極的に行っている。
※スイスのロジクールも、この分野で強い。

時価総額152,165百万円 PER(連)13.97倍 PBR(連)1.56倍

クアルコム - Wikipedia
クアルコム （Qualcomm, Inc.）は、合衆国の移動体通信の通信技術および半導体の設計開発を行う企業。

セグメントには、クアルコム符号分割多元接続（CDMA）技術（QCT）、クアルコムテクノロジーライセンシング（QTL）、クアルコム戦略イニシアチブなどがある。QCTは、3G/4G/5G及びその他の技術に基づいた集積回路及びシステムソフトウェアを開発・供給する。これには、高周波フロントエンド、デジタルコックピット、高度な運転支援、自動運転、コンシューマ電子機器、産業機器、エッジネットワーキング製品などのモノのインターネット製品が含まれる。QTLは、特定のワイヤレス製品の製造及び販売に不可欠な、有用な特定の特許権を含む知的財産ポートフォリオの一部を使用するためのライセンスまたはその他の権利を付与する。

Snapdragonチップセット（および他のクアルコムのチップセット）のGPUテクノロジ「Adreno」は、2009年1月にAMDから買収したモバイルプラットフォーム部門、およびグラフィックスチップ技術をベースとして開発した独自技術である。サムソンやGoogleの一部を除きAndroid端末のプロフェッサーはSnapdoragonが独占している。また、2011年には無線チップメーカーのアセロス・コミュニケーションズを買収し、無線LAN技術も手がけている。

2015年8月13日、クアルコムの子会社であるクアルコム・グローバルトレーディングは、Bluetoothの高音質化コーディックテクノロジで知られる「aptX」の開発元で知られるCSR社の買収を完了したことを表明した。

ファブレスメーカーであり、半導体の製造は大手ファウンドリである、GlobalFoundries、TSMCなどへの委託で製造している。

2017年11月、ブロードコムは1030億ドルでクアルコム株を70%取得する計画を発表していた。クアルコムがこれを拒否する一方、ブロードコムは取得株を70%から82%へ引き上げ、ブロードコムが買収額を1170億ドルまで引き上げた本件に関し、対米外国投資委員会が調査を開始した。ブロードコムは、重大な国家安全保障に関する資産を海外企業には売却しないとの声明を出したが、トランプ大統領は、シンガポール拠点のブロードコムによるクアルコム買収は、米国の移動通信産業を衰退させて安全保障上に懸念があると判断して買収をブロックする署名にサインし、ブロードコムは買収を断念した。

時価総額207,810,360.00千ドル 32兆5,997億円 PER(連)28.34倍 PBR(連)9.61倍

サンゲツ - Wikipedia
株式会社サンゲツ（Sangetsu Corporation）は、インテリア商品を扱う専門商社である。

時価総額176,238百万円 PER(連)15.89倍 PBR(連)1.64倍

良品計画 - Wikipedia
株式会社良品計画（りょうひんけいかく RYOHIN KEIKAKU CO.,LTD.）は、無印良品（むじるしりょうひん）やMUJIブランドの小売店舗・商品開発と製造・販売を展開する専門小売企業である。

当時セゾングループ代表だった堤清二は、「哲学者のジャン・ボードリヤールの『消費社会の神話と構造』などに触発され、商品にブランド名が付くだけで価格が上昇する現象に疑問を持ち、ブランドを与えないことで価格を抑える方が消費者に喜ばれると考えて、無印の企画を立ち上げ、発足当時は「無印良品」を「反体制（アンチブランド）商品」と呼んでいた」と語る。無印良品は「ノーブランドというブランド」として出発した。
※いかにも左翼の堤清二が考えそうな事

時価総額808,646百万円 PER(連)21.17倍 PBR(連)2.45倍

ナイキ - Wikipedia
※このクラスのファブレス企業が一番、偽ブランドの被害が多い

時価総額88,921,278.00千ドル 13兆8,655億円 PER(連)19.52倍 PBR(連)7.68倍
※PER的にはトレンドではない

ダイドードリンコ - Wikipedia
以下、持株会社ダイドーグループHDのデータ
時価総額87,879百万円 PER(予想)11.14倍 PBR(連)0.94倍

伊藤園 - Wikipedia
時価総額316,704百万円 PER(連)18.22倍 PBR(連)2.34倍

ARMホールディングス - Wikipedia
Armホールディングス (Arm Holdings plc) は、イギリスのケンブリッジに本社を置き、ソフトバンクグループが株式の9割近くを保有するファブレス企業。2023年現在ではプロトタイプ半導体の開発も行っている。傘下のARM Ltd.によるARMアーキテクチャ、RealView や KEIL というブランドのプログラミングツール、システムおよびプラットフォーム、System-on-a-chip基板とソフトウェアなどの開発で知られる。

ARMアーキテクチャは今では様々なASICのプロセッシングコアとして採用されている。特に携帯電話市場では寡占状態にある。

ARMアーキテクチャに基づき設計されたプロセッサは、2020年現在Apple、ファーウェイ、サムスン電子などを含むほぼ全ての携帯電話メーカーで採用されており、またNintendo Switchをはじめとしたゲーム機でも使用例がある。他にも、デジカメやテレビをはじめとする家電、無線LANなどのネットワーク機器、HDDの制御回路等で幅広く採用されている。

また、近年では高い性能が必要とされるスパコンやパソコン用CPU、自動運転用プロセッサなどでの採用例も増えてきており、同業トップのインテルに迫っている。

ARM社は技術を知的財産権 (IP) として各社にライセンス提供するのみであり、米インテル社、日ルネサスエレクトロニクス株式会社といった企業とは異なり自社でCPUを生産してはいない。ARM社からライセンス供与を受け実際にプロセッサを製造している企業は数十社に及び、インテル社、フリースケール社、ルネサス・テクノロジ社などが挙げられる。2007年には、ARM社の設計に基づくチップの年間出荷数が29億に至った。

2020年9月14日 - NVIDIAが全株式を4.2兆円で買収すると、ソフトバンクグループから発表したが、2022年2月8日に買収を断念。米国FTCや英国競争・市場庁など各国の公正取引委員会に相当する当局が独占化の懸念を示しており、買収承認が下りなかった。

※その後、株式上場に方針転換しNASDAQに上場した。

ARMのビジネスモデル：半導体の設計図だけでなぜ3.3兆円の企業価値があるのか 7手先まで読まなくても分かる！｜ビジネス+IT (sbbit.jp)

時価総額179,913,311.00千ドル 27兆9,685億円 PER(連)572.33倍 PBR(連)33.73倍

※PER的には完全にバブル。将来性という面で買われていると思われる。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ - Wikipedia

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (Advanced Micro Devices, Inc. / AMD) は、合衆国の半導体企業である。

1969年に設立され、インテルx86互換マイクロプロセッサ及び、自社64ビッド技術のAMD64対応マイクロプロセッサ、AMD Accelerated Processing Unit、 Graphics Processing Unitや、フラッシュメモリ等を生産している。

半導体製造部門は2009年3月にGlobalFoundriesとして分社化した。

2009年、AMDとインテルは和解を発表。和解によって両社は独占禁止法やライセンスなどのすべての訴えを取り下げ、5年間の特許クロスライセンスを締結し、インテルはAMDに12億5000万ドル（約1,140億円）を支払い、パソコンメーカーと不当な契約を行わないことで合意した。ただし、両社間だけの問題ではないインテルの独占禁止法違反に関する調査は、米連邦取引委員会や欧州委員会などの各国機関で継続。

Zen (マイクロアーキテクチャ) - Wikipedia

Ryzen - Wikipedia

Ryzen (ライゼン) はアドバンテスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) が開発したZenアーキテクチャを採用するAMD64マイクロプロセッサのシリーズに用いられるブランド名である。

時価総額248,912,336.00千ドル 38兆6,474億円 PER(連)290.57倍 PBR(連)4.45倍
※ここもPER的にはバブル。分社化したとはいえGlobalFoundriesの存在がPBR面で貢献していると思われる。

ブロードコム - Wikipedia
ブロードコムは、無線（ワイヤレス、ブロードバンド）および通信インフラ向けの半導体製品、ソフトウェアなどを製造販売するファブレス企業。本社はアメリカのデラウェア州。

2016年2月、ヒューレットパッカード、アジレント・テクノロジーの半導体部門を起源とするAvago Technologies（アバゴ・テクノロジー）による買収が完了、買収に伴いアバゴ・テクノロジーは、社名を「ブロードコム」（Broadcom Ltd.）に変更した。

半導体とインフラソフトウェアソリューションを設計・開発・供給する。相補型金属酸化膜半導体デバイスと、III-V族アナログベースの製品に焦点を当てた半導体デバイスを開発し、データセンターのネットワーク、ホームコネクティビティ、ブロードバンドアクセス、その他多様な市場向けに製品を提供する。

時価総額7,045億米ドル 108兆3,838億円 PER65.8倍

NVIDIA - Wikipedia

NVIDIA Corporation（エヌビディアコーポレーション）は、合衆国カリフォルニア州サンタクララにある半導体メーカー。

半導体の中でも特にGPUの設計に特化しており、一般向けにはパーソナルコンピュータ（PC）に搭載されるGeForceシリーズやワークステーションに搭載されるQuadroシリーズ等のGPUが有名であり、実際2000年代前半まではゲーミング向けやクリエイティブ業務向けのGPU開発を事実上の専業としていた。しかし、CUDAの発表以降、同社のコアビジネスおよび開発リソースは、GPUによる汎用計算（GPGPU）専用設計のTeslaシリーズや、ARMプロセッサと統合されたSoCであるTegraなどに移行している。

抜本的な経営方針の見直しを迫られた同社は、ARM系CPUを自社製GPUに統合したTegraシリーズ、同じくデータセンターやサーバー用として2008年頃から注目されていたTeslaシリーズ、そしてゲーム用GPUのGeForceシリーズの3つに注力し、一定の成功を収める。

2016年頃に起こったディープラーニングブームの波に乗って一気に成長。これは、CPUを遥かにしのぐGPUの超マルチコアプロセッサアーキテクチャによる並列計算能力が、機械学習やディープラーニングでよく使われるテンソル計算に適していたことと、またCUDAと呼ばれるNVIDIA製GPU専用のGPGPUプログラミング環境およびライブラリが、OpenCLやDirectComputeなどの他のAPIと比べて充実しており、ハイパフォーマンスコンピューティング（HPC）分野で広く普及していたことが大きな理由である。

以上のことから2019年現在、NVIDIAは人工知能、特に自動運転の分野では圧倒的な地位を占めるようになっている。世界中で過熱する開発競争の中で超並列計算機に設備投資が集中し、GPUの需要が高まりすぎたため、1人あたりの購入枚数に制限が掛けられるまでに至っている。

時価総額2兆8,104億米ドル 428兆5,860億円 PER66.2倍

米国株ランキング（時価総額） - Yahoo!ファイナンス

サウジアラムコの株価とチャート — TradingView

サウジアラムコ - Wikipedia

サウジアラムコの時価総額は6兆8,000億サウジアラビアリヤル 276兆5,968億円アジア最大執筆時世界第4位

エヌビディアを入れたN+GAFAM、個人的には“エヌガッファム”と呼んでいます、とサウジアラムコが時価総額上位を占め、次いでTSMC。AlphabetはクラスA Cを足したのが正確な時価総額と思われます。

ファウンドリ　TSMC　サムスン電子　UMC　GlobalFoundries

EMS（電子機器などの受託生産メーカー）
Hon Hai Precision Industry(鴻海精密工業)
Pegatron(ペガトロン)
Quanta Computer(クアンタ・コンピュータ)
Luxshare Precision(ルクスシェアプレシジョン)　※シェア４位までが台湾企業
Jabil(ジェイビル、ジャビル)

フォックスコン - Wikipedia
中国での商号はホンハイ（鴻海、鸿海精密工业股份有限公司; 鴻海精密工業股份有限公司）は、電子機器の生産を請け負う電子機器受託生産(EMS) では世界最大の企業グループである。台湾に本社を構え、生産拠点は主に中国にある。

Appleやヒューレット・パッカード、デルといった大手メーカーに、マザーボードや各種コネクタをはじめとした各種パーツのOEM供給、筐体の組み立てを行っている老舗として世界規模の市場では名高い。任天堂のNintendo SwitchやソニーのPlayStationの他マイクロソフトのXboxといったゲーム機、アップルからの委託でiPhoneおよびiPad、Googleからの委託でPixelシリーズ（Pixel 3以降）、Nokia、ブラックベリーのような携帯端末・スマートフォンの生産も行ってきた。
※iPhoneの世界最大生産企業であり世界の工場である。

主要取引企業