脱ゆとり先取り? 公立高校入試 の記事 | 白鳥 瞳 でございます。。。

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高校入試難しすぎた? 県内公立高の後期選抜
03月15日(木)←信濃毎日新聞より
 7日に行われた県内公立高校一般入試(後期選抜)の学力検査を受けた受験生や、問題を見た中学の教員から「難し過ぎる」との声が上がっている。特に数学の難易度が高いとの感想が目立つという。受験生の数学(100点満点)の平均点が前年度より20点近く下がったと明かす高校関係者もある。県教組は「問題が難し過ぎて、中学で学習意欲を失う生徒が出かねない」とし、15日、県教委に問題を難しくし過ぎないよう異例の申し入れを行う。
 「数学が急に難しくなって、半分ちょっと解くのがやっとだった。ショックで入試翌日に学校を休んでしまった人もいた」。長野高校(長野市)を受験した長野市の中3男子(15)は過去の問題と照らし、今
回の入試をこう振り返る。
 同じ中学から同校を受験したのは15人
ほど。その生徒たちは普段の中学の定期テストでは大半が、5教科(国語、数学、社会、理科、英語の計500点満点)で400点以上を取るが、今回の各自の自己採点では約半数が360点程度だったという。「みんな数学が40~70点ぐらいしか取れなかったのが響いたと言っている」と話す。
 解答で特に苦労したというのが、問2(1)の問題。2桁の数の積を簡単に計算できる方法について考えさせる問題で「過去問題の中にはなかった種類で、意味が分からなかった。ここで時間を使い過ぎてしまった」と振り返る。
 公立高校一般入試の問題を毎年分析して
いる長野市内の学習塾の島田晋講師は「例年だと問2は標準的な難易度の問題が出るが、今年は急に難しくなった」と指摘。昨年12月に行われ、平均点が20点~30点台だった屋代高校付属中学(千曲市)など全国の公立中高一貫校の入学者選抜でこうした問題が見られるとし、「より思考力を要求する問題になっている」と分析する。
 県教委が、毎年6月に公表している一般入試の採点集計結果によると、5教科の平均点は、ここ3年間下がり続けており、前回の11年度入試は251点=グラフ。低下の理由について教学指導課は「単に知識を問うだけでなく、思考力や判断力、表現力を問う問題を出す傾向になっているため」と説明。今回の数学では、こうした傾向をより強めたとする。
 各高校は19日に合格発表する。ある県立高校の校長は「数学の平均点が前年度の40点台から20点近く下がったため、例年より合格ラインを下げ合否判定した」と言う。県教組は「入試問題がこれほど難しくなると、中学で勉強を投げ出すか、塾に殺到するかの二極化が起きてしまう」と懸念を示している。