桜が満開で、今の日本はどんなに美しいことでしょう。
流石に氷点下は免れているものの、ここデンマークの森が本当に美しい季節を迎えるのは、少なくとも後1ヶ月先かなぁ〜〜と思います。
でも、地面をよく見ると、もうすぐ真っ白な絨毯と化して森を飾る、アネモネの花の蕾を発見することができます。
でも、今年はその姿を私は見ることはありません。
2週間後に、片道チケットで日本に行くことになっているからです。
「桜の季節が終わった頃に日本に行って、デンマークの桜の季節にはここにいないなんて、可哀想だ」と主人……
もっと早く日本へ行くべきだったのかもしれません。
イラン戦争でただでさえ飛行機のチケットを手に入れるのが難しい上に、桜のシーズンとキリスト教の復活祭休暇が重なってさらに困難で、土壇場で渡航を決めたチケットは、復活祭休暇明けの4月上旬になってしまいました。
母が脳梗塞で倒れてから、日に日に変わる母の容態に家族で悩み続けた1ヶ月でした。
日本には「リハビリ病院」と言う独自の医療システムがあり、回復期であると判断された場合、年齢に関わらず、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士の手厚いリハビリを受けられることを知り、とても感心させられました。
高齢者に対しても、回復の可能性を検査し続ける医師に励まされました。
いつでも相談に乗ってくれるケアマネジャーさんには感謝の言葉しかありません。
過去5年間、母を毎週訓練して下さっていた理学療法士さんが、母の容態を心配して訪ねてくれたと言います。
5年間も同じ理学療法士さんが毎回来ることはもちろん、プライベートの時間を使ってお見舞いに来てくれるなんてこと、デンマークでは有り得ないことだと思われます。
高齢者の医療に関して、今色々と討論されているようですが、日本の医療制度に、私は深く感謝しています。
今、母はまだ病院に入院中ですが、もう直ぐ退院します。
家に帰りたい、と言う母の希望を叶えるために、家族で悩みに悩み抜いた後、在宅ターミナルケアに移行することを決断しました。
在宅看取り介護支援の制度が整っていなければ不可能なことです。
そして、老老介護で頑張り続ける元気な父、義姉と妹のお陰です。
「片道チケットで行って、落ち着いたら帰って来ればいい」と送り出してくれる主人にも……。
母はとても運が良く、幸せな人です。
暫くブログをお休みします。
次回がいつになるかわかりませんが、戻って来ますので、その時はどうぞまたお付き合いください。
それではまた!
