河野晃一郎、ツアー初V/国内男子 | ねえねのブログ

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 マイナビABC選手権最終日(30日、兵庫・ABCGC=7217ヤード、パー72)首位に3打差の2位から出たプロ9年目の河野晃一郎(30)=エコー電子=が67で回り、通算15アンダーで並んだベ・サンムン(25)=韓国=とのプレーオフを6ホール目で制し、ツアー初優勝を果たした。石川遼(20)=パナソニック=は通算11アンダーで10位。賞金ランク1位のベ・サンムンとの差は約6060万円に広がったが、祖父が創業した電子部品製造メーカーの3代目社長候補の千金Vで、逆転賞金王に望みをつないだ。

 ピンチの場面でも笑顔を忘れなかった河野が、とびっきりの笑みを浮かべた。1時間53分に及んだ雨中のプレーオフ。6ホール目で3メートルのバーディーパットを沈めた伏兵が、最強男を撃破した。

 「イライラしても悪い方にいくだけ。今週はとにかく笑ってやろうと思っていた」

 最終組で回った正規の18番(パー5)。ピン左2メートルに2オンさせた起死回生のイーグルで、賞金王争いを独走するベ・サンムンに追いついた。18番を繰り返すプレーオフも、笑顔を絶やさず楽しんだ。

 「小さなころからいつもニコニコしていた。一人っ子だったけど、その笑顔のおかげで友だちもたくさんできました」と山梨の自宅から駆けつけた父・晃さん(69)も、天性の明るさを証言する。

 祖父が創業した、コンセントやスイッチなどを製作する「エコー電子」(本社、山梨・笛吹市)所属。東洋大卒業後は同社社長でもある晃さんのサポートを受け、米国で4年間武者修行。月20万円の仕送りは遠征費や試合参加費でほとんどが消えた。自動車走行距離は延べ45万キロ。「稼がないと食べていけない。ハングリーさを覚えた」。跡取り息子はたくましくなった。

 「韓国人は本当に強いけど、日本人が勝たないと。少しは遼クンの後押しができたかな」

 ベ・サンムンの優勝を阻止して、賞金王争い終戦のピンチも救った。韓流が席巻するゴルフ界に、笑顔の救世主が誕生した。

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