Mさんのことは諦めて
ちゃんと前を向いて行こう


頭の中ではそう決めて過ごしてきたけど
頭と心ってやっぱり別なんだな
時間かけて、焦らないでゆっくり
好きな気持ちがなくなるのを待つしかない…


時間がお薬だから
なんて思いながら過ごした1ヶ月


夜も泣かなくなったし
Mさんのこと、思い出してもそんなに苦しくなくなってきたような気がしてきた(笑)


でも


不意打ちだった。


ある日仕事に行ったら
Mさんのお店があった。

え……


しかもそこに立ってるのは
2ヶ月前、Mさんと一緒に仕事をしていた人だった。


Mさんのお店
商品の匂い
Mさんと同じ服、同じ帽子を身に付けた
Mさんの隣で仕事してた人


その全てが
蓋をしようとしてた私の記憶
全てを鮮明に蘇らせた。