ダメな面、嫌な面をみせるのは許されなかったな。
あたしが存在を許してもらえたのは、良い子にしていたときだけ。
親の期待に応え、何の問題もなく、
はむかわず、口ごたえせず、
両親の仲をとりもつ、優しい私であるとき、
私が存在する価値を認めてもらえた。
そのためにあたしめっちゃ頑張ってきた。
あたし、自分のこと面白くない人間やって思ってきたけど、
違うんやな。
ユーモアとか面白さとか、そういうのが湧き出てくる心の余裕がなかったんや。
期待に応えることに、結果を出さなければという緊張感で心がいっぱいで、
何も起こりませんようにって不安で心がいっぱいで、
いつ自分の価値が揺らがないか不安で。
今、一人暮らしをして本当に良かったと思う。
自分で自分の価値を認められたから。
親が与えた役割から抜け出せたから。
自由を手に入れたから。
良い子な私だけでなく、
ダメなところにも私の良さがあると思う。
ダメな私を見せても、お前は無価値だと言われないし、無視もされないし、
協力してくれたり、一緒に笑えたりできる。
感動。
いいんや。
この私でもいいんや。
自分でも自分を許し、
周りにも許される。
そんなことがあるんだ。
感動。
子どもの頃の感覚をたどると、
いつも張り詰めていたな。
しんどかった。
孤独やった。
野原で自由に過ごすような日々じゃなく、
細い平均台を精神をすり減らしながら進む日々だった。
疲れてよく寝てたな。
それも馬鹿にされたっけ。
ひどいよね。
頑張って生きてきたよね。
人生やめなくて良かった。
今ずいぶん楽で幸せ。