某政党の福島瑞穂氏が、食品のゲノム編集について叩かれていました。ツイッターの発言から推察するとゲノム編集された食品を食べると、ゲノム編集された RNAが体に入ったりして危険ではないかと言っている様ですね。国はそんな事はないと言っているのですが。![]()
確かに食品に含まれるRNAなどの遺伝子は体内に入りません。基本的に我々には経口免疫寛容という防御機構があります。どう言う事かと言いますと、我々は食事として色々な物を食べていますが、当然食べている物は本人と異なる物、つまり異物を摂取しているんです。
そうなると我々は異物の侵入を防ぐために、それを攻撃します。まあそれが免疫なんですが。
つまり本来なら食事(異物摂取)をする度に免疫反応が起こるはずなんですよ。ところが、起きませんよね。
何故か
それは我々の体で異物と認識出来ないレベルまで、食べ物を消化分解されるからなんです。それが経口免疫寛容です。
さて、ところが、
な・ん・と
矛盾した成果が
水出し緑茶の免疫アップ効果には緑茶の一本鎖RNAが効果成分として作用していると言うとのこと。
以前パラパラと水出し緑茶関連のサイトを見て、見つけたのですが、国がやった研究だそうです。
サイトを見ていると本人はインフルエンザウィルスの一本鎖RNAがレセプターに反応して免疫が起こる現象が、水出し緑茶でも起こると言いたい様です。
個人的にはこれが事実なら緑茶ってウィルスと言うことになるのですけど



当然、緑茶以外の食品にもRNAは含まれています。そしてそれは、緑茶で摂取するよりも生野菜、刺身などでとった方が多いんです。
飲料の緑茶ごときで免疫反応が起きるなら、もっと量が多い食べ物の方が起きるはず。
でも起きない。
ならRNAなどそう簡単には体内には入らないという事です。
ウィルスの場合はタンパク質により、RNAが守られているから、消化酵素により分解されませんが、食品の場合は守る必要がないから、分解されるんです。もしそれでも緑茶のRNAだけが、体内に入るなら水出し緑茶はウィルスとなると思います



近年、大きな RNAは体内に入らないけど、小さな RNAは体内に入ると言った報告がぽつぽつと出てきてます。しかし、緑茶の論文を読んだ感じではかなり大きい RNAだったので、それとは異なります。論文も小さな RNAは入ると言っている前のものなので、完全に理解してないと思います。
最初の話に戻りますが、研究者ですらロクに理解できてないのに、理系でもない福島氏が知らないでゲノム編集食品は危険ではないかと騒ぐのは仕方がないと思います。
最終的にゲノム編集食品が安全なのかどうなのかは一般の人には分からないので、国なり学会なりがしっかりとした情報を出して欲しいです。
RNAは入らないから安全だというのであれば、この矛盾した公表成果をどうにかしてほしいと思う。