【一般質問要約 内科検診と着替え】

内科検診のあり方は
京都、横浜、群馬県みなかみ町等
いろいろ話題に

過去に一度、教育委員会に確認し
交野は大丈夫と思っていたけれど
今年度内科検診が終わった後に
そうじゃない学校もあったと
と声が聞こえてきた

正確な検診のために
必要な時は説明して、同意を得て
服をまくりあげたり
状態を確認することはあるだろう

でも前室で一律に裸にして
上半身裸で医師の前にいかせるのは
正確さというより
効率を重視したものだと思う

お子さまに聞き取りの
ご協力いただいたみなさま
本当にありがとうございました
 
●文部科学省から今年1月にも内科検診に対して「正確な検査・診察に支障のない範囲で体操服等の着衣を可とする通知」が出たところ
通知は教育委員会から各小中学校へ送付済。また、本市医師会(学校医含む)にも日本医師会を通じ周知されている
 
●教育委員会の調査では、小中学校13校のうち、衣類の上から聴診器をあてている学校は2校、衣類の下又は首元から聴診器を差しいれて実施されている学校は7校、衣類の前をはだけて必要な場合のみ下着をずらすなどの方法で実施しているのが4校、脱衣し上半身裸で実施している学校はない。
(※ただし主な実施方法によるもの)

●ごく一部の学年で脱衣して実施している学校もあるが、子どものプライバシーについても配慮しつつ年々実施方法について検討している
 
●ある学校の保健だよりには『上半身はだかでの検診ですが、下着(タンクトップやキャミソール)でも検診を受けることができるので気になる人は着てくるようにしましょう。』とお知らせがあり、保護者の方は「下着を着たまま受けられるよ」と子どもを送り出したが、実際には「下着も脱いでください」と言われ、上半身裸で検診をうけていた。
同じような話を数件確認している。
 
●校医の先生も学校の先生方も、本当によくしていただいているが、文科省の通知は浸透していない部分があり、細かな解釈の違いも
 
●いやだと思っている子どもの気持ちを無視して、強制的に脱がせることは人権侵害になる
限りある時間の中で、正確な診断が求められる学校健診の中であっても
児童生徒の気持ち、羞恥心にも最大限配慮して、子どもたち個人の尊厳が守られるべき

●学校医、養護教諭、各担任が共通認識を持ったうえでプライバシーに配慮した内科検診の実施を。保護者には保健だよりやマチコミ、新一年生の就学説明会での周知を要望
 
≪着替えについて≫
●2006年6月、文部科学省からは男女同室の着替えについて「児童生徒に羞恥心や戸惑いを感じさせる恐れも大きい」として、発達段階を踏まえた適切な対応を各教育委員会に求める通知
小学校施設整備指針にも「男女別に更衣できるよう」という文言が入っている

●市内小学校全9校のうち、すべての学年が男女別室で体操服に着替えているのが2校、2年生から別室にしているのが1校、2年生から1つの教室で時間差をつけて着替えているのが1校、3年生から男女別室での着替えにしている学校が5校。
 
●体操服への着替えは、基本的に下着を着たままでもOKだが、汗をかいたら下着も取り替えるよう指導がされている。

●市内小学校に通う子どもから、男女一緒に着替えることに関して「異性に下着を見られるのがイヤだ」「他の人の着替えを見ないように下を向いて着替えている」「パンツでうろうろする姿が目に入るのがイヤだ」という声が届いている。保護者が個別で対応して、教卓の後ろ等に隠れて着替える配慮をしてもらっている子もある。
 
●プライベートゾーンや自分のからだの発育・発達に関する学習は、小学1年生の特別活動において、「大切なからだ」「自分の体のようすを知ろう」等の指導で学習しており、
「みられるのがイヤだ」「恥ずかしい」と子どもからの訴えがでる環境というのは、整合性がとれていない。
 
●大阪府では、令和3年の段階で、公衆浴場における男女の混浴できる年齢が9歳以下から6歳以下に引き下げており、学校現場も小学校1年生から男女別々に着替えられる環境が必要
 
●低学年とくに1年生は教員の見守りが必要であること。また空き教室など場所の確保が難しいため、男女別々の着替えが叶わない現状がある
 
●対応策として、教室内を半分に仕切る、着替え用のカーテンを設置する学校が増えており、近くでは枚方市立五常小学校にも教室内にカーテンが設置されている。
当初、先生方からはカーテンで見えなくなることでうまく見守れるか不安の声があったそうだが、やってみれば大きな問題はなく、今はそれが当たり前になっているとのこと。
待つことなく同時に着替えられること、離れた教室に移動する必要がないこと、カーテンの向こう側にも声は届き、何かあったときにはすぐに対応できることなど。子どもたちのプライバシー保護と、先生側の対応のしやすさがちょうどいいバランス
 
●子どもたちの気持ちをくみ取り、しきりカーテンの設置も含めて、小学校1年生から男女別で着替えができる環境整備を要望

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