【明るい不登校くんのはなし その①)】


我が家には

明るい不登校くんがいる。

最近では

不登校という言葉の響きにも

うしろめたさを感じなくなった。

ただ一番端的に人に伝わる言葉だから

使ってるだけ。


ほんとはそんな言葉が必要ないくらい

学校行く行かないも

当たり前な世の中になったらいいになぁと

思ってたりもする。


長男くんは

小学5年生のころから

学校にいけなくなった。

行きたくない気持ちが

咳として現れて

朝起きた瞬間に咳き込みをはじめるのだ。


理由はなんだったの?

と良く聞かれるけど、

答えは未だにわからないし

本人も言語化出来るものでもなく。

そこを求めることは

余計に追い込み、苦しめることはあっても

意味はないんだって

今になってよくわかる。


学校なんて行かなくてもへーき。

そういう実例をいくつ聞いても、

頭では理解してるつもりでも、

イザ目の前で自分の息子がそれを体現すると

本当にいろんな感情がうずまいて、

いっぱい勉強させてもらった。


詳しくはこちら

離島に行ったはなし

https://ameblo.jp/mw-nanohana/entry-12526184213.html

魚釣ボイコットのはなし

https://ameblo.jp/mw-nanohana/entry-12630004446.html


時は流れ、中学1年生ももう終わりか。

かろうじて入学式だけ行ったけど

あとは1日たりとも行ってない笑

私も1ミリたりとも行かせようと思わない笑


残念ながら

中学の担任の先生とは

少し価値観が違っていて

学校に来れなくて残念、とか。

みんなが寂しがっているよ、とか。

と言われる度に正直辟易していた。


そうなのかもしれんけど、

あなたの寂しいを埋めるために

息子が苦しんでも仕方ないしね。

いま、それ一体

誰のためやねんて今は思う。


そして、かつて自分が

何度も同じことを繰り返し

圧力をかけてきたことを自覚するのだ。


息子は、小6のころから

大阪市内にある

フリースクールに所属してる。

たまたまご縁あって、

そこの話を聞いた時に、

息子に合うんじゃないか?と思って

一緒にいってみたことがきっかけ。


フリースクールはたくさんあるし

親の目から見てもあそこ素敵だなー

と思うところはいっぱいあるけど、

勉強はいっさいしたくない彼にとっては

行って一日中ゲームをして帰ってくる

それさえも当たり前にゆるしてくれる

「ただいるだけでいい」

という場に安心した。


私自身も面談で話す機会で

たくさんの安心をもらったし、

初めて伺った日は、

息子が側を離れた後、

泣きながら話したっけ。


学校との関わり方の困ったが相談できたり

こんな風にしたらいいよ、

の情報やスキルがすごく心強く。

当時、彼の未来を勝手に憂えていた私は

高校は通信制もあるし

誰でも入れるから大丈夫!!

と言うのを聞いて、

そうか、そんな手もあるのか!と

すごく安堵したのだ。


フリースクールフォロは

月に4回のコースと

週に4回のコースがあるのだけど

息子は前者。

行くも行かないも彼が選択するので

月に一回いくか、いかないか。

な頻度だったりもして。

月会費がバカにならんにゃあ

とか思いつつ。


けれど、私の中でのお守りとして

そこをつなぐことは決めていた。

彼に家庭と学校以外に行ける場所があり。

私にも相談できる場所がある、

そこにいる人のことを

私も息子も好きだと思ってることに

価値を感じていたから。



そんなフリースクールのことも

書きたいなと思いつつ

次につづく。