時々僕は思うんだ
僕らは生まれるずっと前
ひとつの命分け合って
生きていたんじゃないかって
多くを語りすぎてしまえば
真実はぼやけてしまう
言葉は時にとても無力で
想いを邪魔してしまうから
僕達はときにどうしようもない
過ちを犯し
そのうちに少し俯瞰になる
傍観者ごとく
痛みが想像の範囲をあまりに
超えてしまった時に人は
泣いてみたり 叫んでみたり
出来る力は残ってなんかもうないのね
ひたすら無に襲われるのね
そんな道の途中 現実から逃げた
あらゆる痛みからも逃げた
今はこんなだけどいつか理想通りの
自分になるのだからと
言い訳したあとでいい加減目覚めた
出来る事は今を生き抜く事だけだった
だけどそれは決して後悔ではなくて
あの日々があった証なのでしょう
だって身体が離れても
心は今もすぐ側に感じる
こんな声は 届きますか?
君の胸へ 響きますか?
君の背を生きる道しるべに
今日も歩いてます
それでも全てには必ずいつの日にか
終わりがやってくるものだから
思ったよりも人はずっと強いものね
少し長く闇の中に居たけれど
そろそろ行くわ
そう僕は行く 振り返らずに
逃げ出さずに顔を上げて歩いて行くんだ
もう気付いてるはず 心の声に
あの頃の僕らのように
ひたすら無邪気に
笑っているのは難しくなっても
今ならわかる事がある
今なら見えるものがある
新しく 私らしく あなたらしく
生まれ変わる
まるで何もなかったような
顔をして歩き出す
だけど今日も覚えている
戦いは終わらない
強い向かい風が吹いている
冷たさがやけに肌にしみてくる
僕らは進んで行く
それでも進み続けてく
何かを信じられる心が残っているから
きっときっとそんなに多くの事は
誰も望んでなかった
きっと誰もが愛を守るそのために
きっと誰もが何かを信じていたい
何も見えなくなった その後で
全て見えた
続く道は狭すぎて ひとりきりで
歩くしか他にないの
幼き僕が選んだ道は
二度とは引き返せない道
あれは最初で最後の覚悟
遠くで未来が叫んでた
ねぇあの日の僕がほら
ねぇ背中で頷いてる
見上げた空 綺麗でした
君の事を 想いました
君の様に強く前を向いて歩いて行けたらと
誰もみな泣いている
だけど信じていたい
だから祈っているよ
これが最後の恋であるように
愛してるって何度言いかけて
言えなくてってくり返したんだろう
どのくらいあと強くなれば
僕らはよかったの
ふたつだったものが ひとつになって
ふたつになった
ただそれだけの事ね
ただ元に戻っただけの事よね
同じ幸せを願い
だから同じ傷を心に刻む
愛すべき人がいて
時に強い孤独を感じ
だけど愛すべきあの人に
結局何もかも満たされる
ねぇ僕らは
これまでだってこれからだって
多くの事を望んだりはしないよ
君を想う それだけで
心は生きる意味を持つから
何かを求めてるわけじゃなくて
ただこんな風にいつまでも
君を好きな僕でいていいですか?
いつまでも変わらないあなたのままで
ただそこに そこに居てほしい
いつまでも変われない僕のまんまで
ぎこちない笑顔だけど側に 側に居させて
いつまでも いつまでも 君を想うよ
君の事 君の事 想うよ
ときがもし何もかも変えていっても
君の事を想うよ
せつなくて せつなくて
胸がぎゅっとなる夜も
確かにね あるけれど
戻りたいとかじゃなくて
信じたい心がほら背中で叫んでる
間違ってなんかいないよって
いつかは許せる事がある
いつかは笑える時がくる
ねぇあなたも本当は
そんなに強くない事を僕は知ってます
僕がしてあげられる事なんて
何もないけれど
その心いつも抱きしめてます
ある時僕は知ったんだ
別々に生まれた僕らは
だから自分を不完全に
思ってしまうんだろうって
会いたいよとか寂しいよとか
どうしてもっと伝えなかったんだろう
優しさとわがままの違い
それさえわからずに
ゴメンね 今も愛しているよ
ずるいかな でも愛しているよ
愛すべき人がいて
時に深く深い傷を負い
だけど愛すべきあの人に
結局何もかも癒されてる
僕はもう僕であり続けるしかない事を
僕自身が受け止めなきゃならない
会いたくて 会いたくて
せめて声が聴きたくて
用もなく電話したり
時々僕は思うんだ
僕らは生まれ変わったら
ひとつの命分け合って
生きていくんじゃないかって
理由なく始まりは訪れ
終わりはいつだって理由を持つ..
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