数年前から、ガンと闘病中だった…元ＷＢＡ・ＷＢＣ世界Ｊ・ライト級王者ヘナロ・エルナンデス…大変残念ながら…訃報が届いてしまいました。
…雑誌か何かで、闘病で…すっかり痩せてしまった姿を写真で見ていたので…正直、ある程度の覚悟はありましたが…まだ４５歳とは、いくらなんでも早すぎますね。
…無敗でＷＢＡ王座を獲得し、８度防衛後返上→その後、ＷＢＣ王座に返り咲きを果たし、さらに３度…合計１１度の防衛に成功し、ボクシング殿堂入りを果たした…技巧派の名王者でした。
…日本とも馴染みが深く、エロイ・ロハスと共に（たしか）世界を獲得する前に帝拳とプロモート契約を結び…世界王座獲得後、２度来日…竹田益朗と渡辺雄二の挑戦を退けています。
…９２年７月の竹田益朗戦…たしか、ＷＯＷＯＷで中継されたんですけど…仕事から帰宅して、ビデオで観ようとして巻き戻そうとしたら…誤って、再生ボタンを押してしまい。。。
…すると、ちょうど中継のエンディングで…手を挙げるヘナロの姿が。。。
（↑思えば、私の人生…こんなコトばかり
）…そんなワケで、急きょ…不本意ながらも、答え合わせ観戦になってしまいまして…試合内容は、ひたすらワンサイドだった以外…正直なところ、あまり覚えていません。。。
…同年１１月には、“ＫＯアイドル”渡辺雄二の挑戦を受けるために再度来日。。。
…デビュー以来１０連続ＫＯ勝ち…の勢いに乗ってヘナロに挑んだ渡辺でしたが、まるで通用せず…６ラウンドストップ負け。。。
…人気絶頂…やや、キャリア不足の不安こそあったものの…テレビ局の全面バックアップを受け、最高の形で世界へとアタックした渡辺に対し。。。
…意外にも、接近戦での打ち合いに応じ…いや結果的には打ち合いにはならず、渡辺が一方的に打たれるだけだったんですが…何もさせずに試合を終わらせたヘナロ…世界の壁の厚さを、嫌と言うほど見せつけられた試合でした。。。
…生涯レコードは、４１戦３８勝（１７ＫＯ）２敗１分。
…負けたのは、デラホーヤとメイウェザーの２人だけ。。。
…しかも、デラホーヤ戦って…もっと早い段階で対戦する予定があったのに…たしか、流れたんですよね。
…当時、その対戦話を聞いた時には…「デラホーヤ、ヘナロとやるのはまだ早すぎだろ…」と思いましたし、いや私だけではなく…大半のファンがそう思ったハズです。
…もし、その最初のタイミングで…デラホーヤと対戦していたら…その後のボクシング史は変わっていた可能性が大だったかも…まあ、タラレバを言っても仕方ないですけど。。。
…何度も言いますが、４５歳は早すぎましたね…心よりご冥福をお祈り致します。