ようやく実現した、ホルへ・リナレスvsホサファト・ペレス決着戦…。
リナレスのコール時のブーイングに、敵地での闘いであるコトを、否が応でも認識させられます…。
対するは、2度の延期も、あっち向いてホイ!ホイ!の要領で粘り、挑戦権を手離さなかったホサファト・ペレス…。
それだけでも、その渋とさの一端が伺えましたが、いざ試合が始まると、ある意味予想を遥かに上回る曲者でした…。
…実戦型の変則サウスポー。
リナレスの閃光ジャブは普通に当たるものの、相手は意に介さず、不気味な左1本釣り狙い…。
…流石のリナレス様もやりにくそう…。
試合は8ラウンド、リナレスのクリーンヒットが目立ち始めた中、たしか右フックだったかな…。
ホサファト、痛烈なダウン…。
勝敗は決したかにも思えましたが、なんとか立ち上がったホサファト…。
(後ろ向いてたから、レフェリーによってはストップだったでしょう…。)
…再開後、ほどなくしてリナレスの左アッパーでバランスを崩すホサファト…。
リナレスが追撃しようとしたところに、レフェリーのルイス・パボンさんが割って入って試合終了…。
ポイントは恐らくリナレスのセーフティリードだったと思われますが、試合後のインタビューでのリナレスの傷付いた顔が、数字以上の苦戦を物語っておりました…。
たびたび怪我で試合を流しても、誰も何も文句を言えない…ほど大きな存在になった2階級制覇王者リナレスですが、今後はもう少しコンスタントな防衛活動を望みたいところです…。
※追伸→バレロが帝拳を離れたいま、バレロとリナレスが拳を交える可能性も、ゼロではないワケか…。
見たいような、見たくないような…。
…つ~か、バレロが日本にいるうちにサイン貰っときゃよかったな…と、いまさらながら後悔…(^-^;