我が子が生まれた翌日の朝。

目が覚めると、「ARIAさん・・・レントゲン・・・」という声が、ナースステーションの方から聞こえてきました。

(なんだろう・・・?出産したらレントゲンを撮るなんて聞いたことないけど・・・)

その後、私が呼ばれることはなく、嫌な予感を持ったまま、時間は過ぎました。




「ARIAさん」
助産師さんが、少し暗いお顔で病室を訪ねてきました。

あ・・・嫌な予感は当たってたんだーーー・・・

「赤ちゃんの呼吸が弱くて、小児科の先生が見てくれているんだけど、先生からお話があるので一緒に行きましょう」

私は、車いすに乗せて頂き、小児科の先生と赤ちゃんがいる場所に移動させて頂きました。

目の前に我が子がいるのに、我が子よりも先生から話されることが何なのか、そればかり気になって仕方ありませんでした・・・

「お子さん、昨日から呼吸が弱くて、酸素も使ってるんですが改善しなくて、朝レントゲンを撮ったら、肺に穴が空いていて、気胸だと思われます。」

低出生や週数が満たないと気胸になる可能性があると、ネットなどで読んではいたけど・・・、まさか自分の子がなるなんて・・・

「今の状態だと、ここでは見れないので、大きい病院に転院して治療する必要があります。」


保育器に入った我が子を少しの間、抱っこさせてもらえました。

初めての抱っこ。

小さくて小さくて、温かくて、やっぱりブチャイクだけど可愛い。

写真も撮って下さり、でもどんな顔をしていいのか、わからなかったです💦


その後は、救急車が来るまで、お子とわかれて病室で待機しました。

すると、急に涙がこみ上げてきて、大部屋なのに声を我慢しきれず泣いてしまいました。


良く、赤ちゃんに何かあった時、親のせいじゃないと言われるけど・・・、でも、産んだのは私の選択で、ちゃんと生んであげられなくてごめんね・・・って、やっぱり考えちゃいます・・・

一ヶ月の安静入院の末、まさか、こんなことが待ってるなんて・・・



救急隊が到着して、呼びに来てくれた助産師さんが驚くくらい泣きましたアセアセ



ナースステーション前の廊下から、保育器に入った我が子を救急隊の方が連れて行くのを、涙でぼやけながら見送りました。