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フィッターのFです。

 

 

 

本日は朝から平川CC所属の尾崎慶輔プロがラボにてWBC(日本vsメキシコ)を

 

 

 

見ながらパター練習。

 

 

 

先制点を許し、終盤まで白熱した試合で練習の手も止まっておりましたが(笑)

 

 

 

大谷翔平がゴルフやったら350ヤードは飛ばす…なんて話をしていました。

 

 

 

かういう尾崎プロも300ヤードオーバーの飛ばし屋。

 

 

 

飛距離という武器がありますが、パターが入らなければ意味がない…ということで

 

 

 

定期的にラボでパター計測器のCAPTを使用しスイングチェックも欠かせません。

 

 

 

尾崎プロは大型のマレット形状のパターを使用していますが、短い距離で

 

 

 

どうしても方向性が悪い時があるようです。

 

 

 

実はこの悩み、非常に多くの方が抱えている問題です。

 

 

 

大型ヘッドは直進性が強く、ショートパットには強いと言われていますが

 

 

 

ヘッドの直進性ゆえにスイングリズムが乱れたり、インパクトの形によっては

 

 

 

直進性があだとなるパターンもあります。

 

 

 

ケースとしてはインパクトロフトが立ちすぎているパターン↓

 

 

ハンドファーストの形が強くなりすぎて打ち出し角がマイナスになってしまうと

 

 

 

打ち出した瞬間に芝の抵抗を受け、方向性と回転が乱れてしまいます。

 

 

 

滑りのいい人工芝では実感できませんが、コースの芝はねっとりボールにからみつく

 

 

 

ので少しのフェースや軌道のズレで方向性が一気に悪くなってしまいます。

 

 

 

特に大型ヘッドの大半はロフトが2~3度と立っているモデルが多いので

 

 

 

少しのハンドファーストが仇となってしまう可能性もあります。

 

 

 

芝の種類によっても打ち出し角の適正角度が変わるので注意が必要です!

 

 

 

そのため、大型ヘッドをうまく扱う方法として

 

 

 

アッパー軌道で捉えていく↓

 

 

 

必然的にインサイド→アウトのスイング軌道がアッパーになりやすいので

 

 

 

大型ヘッドを扱う多くの方がこの軌道です。

 

 

 

大型ヘッドはスイングしている方向に対しても高い直進性をもちますが

 

 

 

テイクバック時にもその性能は遺憾なく発揮されておりますので

 

 

 

スイングテンポが速いとヘッドが戻ってこずハンドファーストに…↓

 

 

青いラインはヘッド、黄色はグリップの動いている場所を示しており、

 

 

 

切り返しからグリップはスイング方向へ移動しているものの、ヘッドは慣性で

 

 

 

まだテイクバックの最中。

 

 

 

グラフの左端がアドレス、右端がインパクトなのですが、アドレス時と大きく

 

 

 

異なり、グリップが前に出すぎてしまっているのでハンドファーストが強い

 

 

 

傾向が見て取れます。

 

 

 

理想としては↓

 

 

 

アドレス、インパクトでヘッドとグリップ位置がほぼ同じ。

 

 

 

スイング全体を見ても、グラフの波が少なく、クラブを動かしている大きさが

 

 

 

非常に小さくなっています。

 

 

 

このスイングでなければ打てない、という事はないのですがショートパットで

 

 

 

悩んでいる方はもしかすると該当する可能性があります…

 

 

 

意外と気づかない小さなエラーがパッティングを乱してしまう可能性があるので

 

 

 

健康診断と同様に定期的に受けた方がいいのかもしれませんね。