- 言葉力が人を動かす―結果を出すリーダーの見方・考え方・話し方/東洋経済新報社
- ¥1,728
- Amazon.co.jp
人が動くのはなぜかを考えた時、行動と言葉だと思い、ほぼそのままのタイトルの
この本を手に取りました。
坂根さんはコマツの会長です。
リーダーは、見る・語る・実行するの三位一体で考えなければいけないと言います。
全体のために何が最適化を考え、それを決断することがリーダーの仕事。
それを下へと伝えるのももちろんの事です。
リーダーは、まず事実把握から始める。これができれば問題はほぼ解決したと
言える。
これが見えていないと何が問題なのかもわからないし、どんな行動をすればいいかも
わからない。
また、「着眼大局」「着手小局」が大切だとも言っています。
着眼大局とは、全体を見て進むべき方向を大きく示す事。
着手小局はリーダー自らが具体的に小さい次元で何から始めればいいかを
示す事。
大きな視点で物事を見て、それを目指すには何から始めればいいか、それを
それぞれに指示を出し、その目標に近づいていく。
ブランドというのは、結局そのブランドでないと本当に困るという事。
信頼度ではなく、困る度合い。
その会社・その人でないと困るという風に思われると、まず困った時に声を
掛けてもらえる。
思い出してもらわない事には何も始まらない。
仕事が生まれる時は、誰かが困る時だと思います。
坂根さんがコマツを立て直したのも、こういう数々の信念の元に行動してきたから
だと思います。
事実を見て把握し、問題を見つけて解決し、大きな視点で物事を考え、その志を
熱を持って語り、行動する。
この繰り返しで仕事をしていれば、自ずと会社も自分もブランディングでき、
お客様の信頼も得られていくのだと思いました。
今回の本はこちら