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言葉力が人を動かす―結果を出すリーダーの見方・考え方・話し方/東洋経済新報社
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人が動くのはなぜかを考えた時、行動と言葉だと思い、ほぼそのままのタイトルの

この本を手に取りました。

坂根さんはコマツの会長です。

リーダーは、見る・語る・実行するの三位一体で考えなければいけないと言います。

全体のために何が最適化を考え、それを決断することがリーダーの仕事。

それを下へと伝えるのももちろんの事です。

リーダーは、まず事実把握から始める。これができれば問題はほぼ解決したと

言える。

これが見えていないと何が問題なのかもわからないし、どんな行動をすればいいかも

わからない。

また、「着眼大局」「着手小局」が大切だとも言っています。

着眼大局とは、全体を見て進むべき方向を大きく示す事。

着手小局はリーダー自らが具体的に小さい次元で何から始めればいいかを

示す事。

大きな視点で物事を見て、それを目指すには何から始めればいいか、それを

それぞれに指示を出し、その目標に近づいていく。

ブランドというのは、結局そのブランドでないと本当に困るという事。

信頼度ではなく、困る度合い。

その会社・その人でないと困るという風に思われると、まず困った時に声を

掛けてもらえる。

思い出してもらわない事には何も始まらない。

仕事が生まれる時は、誰かが困る時だと思います。

坂根さんがコマツを立て直したのも、こういう数々の信念の元に行動してきたから

だと思います。

事実を見て把握し、問題を見つけて解決し、大きな視点で物事を考え、その志を

熱を持って語り、行動する。

この繰り返しで仕事をしていれば、自ずと会社も自分もブランディングでき、

お客様の信頼も得られていくのだと思いました。


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起業1年目の教科書/かんき出版
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この本は、最近久しぶりにお会いした方に勧めていただいて購入しました。

この本は、起業を目指している人、誰もが抱く不安・心配事をことごとく解消してくれます。

この本を読めば、起業する一歩を踏み出す事ができるのではないでしょうか?

起業されたばかりでうまくいっていないと自信をなくしている方などにも

おすすめです。

「成功している人はとにかく何か一歩踏み出しただけ」

「今何もしなければ未来には何の変化もない。未来は今のあなたの行動の蓄積で

つくられる」

このような一歩を踏み出すのをためらっている人を勇気づける言葉は胸にしみます。

未来を変えるには今の自分の行動だと自分に言い聞かせます!

起業当初は、仕事を取るという考えより、応援者を募る気持ちで人と接する。

起業家は自分も経験があるように頑張っている人を応援してくれるようです。

実際頑張って夢に向かっている人がいると自分にできる範囲ではありますが、

なんとか役に立ちたいと思うものです。

「他人の懐具合というより自分の覚悟の問題」

「伝え方によって何倍もの価値を感じてもらえるよう努力するのが起業家の仕事」

これも本当にその通りです。

どんなにいい商品でもいい仕事をするとしてもそれを知ってもらい、その価値を感じて

もらわなければ始まらない!

「近くにいるというだけで選ばれる理由になる」

という言葉も、そこに通じますが知ってもらい、思い出してもらう事ができなければ

仕事は生まれてこないと思います。

仕事を生むのは結局は人。これに尽きます。

「他人への貢献は未来の自分への投資になる」

「虚しさや不安を感じるのは今の作業・行動が未来につながっていないと思うから」

人は今やっている事が人の役に立っている・会社のためになっているという手応えが

ないとわくわくもしないし、不安に陥ってしまうのはその通りだと思います。

「本当に無駄なのは成果がでなかったことに使った時間ではなく、何もしなかった時間」

もう行動あるのみです。自ら何かアクションを起こさないと待っていてもチャンスは

訪れません。

「恩は次の人に贈るからこそ、世の中が発展していく」

これは、自分がある程度成長し、起業も成功といえる状態になった時からの思いだと

思います。社会貢献などもそうですが、まずは自分が安定して、少し余裕が出てきて

こそ、他の頑張っている人を助けたいとか社会貢献したいと思うようになるのだと思います。

この本のいくつもの章を読んでいると、その誰もが抱えている不安要素がひとつずつ

なくなっていきます。

起業を考えている人は、まずこれを読んで行動に移していくべきだと思える一冊でした。

















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ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business .../東洋経済新報社
¥3,024
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人を説得・納得させ、認めてもらうにはプレゼン時もそうですが、日々の会話にしても

ストーリーがないとなかなかうまくいきません。

戦略を立てる時もその筋道がかなり重要な要素だと思います。

その戦略でのストーリーの立て方など優れた戦略には条件がある。

それを教えてくれる本です。

「経営や戦略での論理は、無意味と嘘の間にある。」

経営や戦略は科学ではないので万人に効く法則などはない。でも論理はあるので

論理化は可能である。

「戦略の本質は、違いをつくってつなげる」

「情報の豊かさは注意の貧困をもらたす。戦略ストーリーを支えている因果論理は

情報よりも注意の産物」

戦略ストーリーは将来予測ではないが、道筋を明確な意志で伝える。あとは

それを信じるか信じないか。」

「競争戦略で最も大切なのは長期にわたって持続可能な利益」

低価格は顧客満足をもたらすが、それに見合う低コストが実現されていればいいが、

裏付けのない低価格は真の顧客満足ではない。

ストーリー戦略は、個別の打ち手でいきなり勝負するのではなく、因果論理でつながった

打ち手の合わせ技を重視する戦略思考。

本質的な顧客価値は、誰がなぜ喜ぶのかをイメージする事。

コンセプトを考える際は、誰に嫌われるかをはっきりさせる。また、人間の本性を捉える

ものでなければならない。

また、論理が大切なのはもちろんだが、それに加えて切実なものがないといけない。

この本では、タイトル通りのストーリーとしての競争戦略の組み立て方を教えてくれます。

ただそれだけでなく、今の時代にとって何が大切で何が欠けているのかも教えてくれます。

戦略も仕事も結局人がやるもの、つくり上げるもの。そこには机上で綺麗に仕上げた

資料よりも、

誰をなぜ喜ばせたいのか?

誰の問題を解決し、誰の約に立ちたいのか?

そういった本書で言う切実なものを熱を持って伝えないと何も伝わらないと言う事。

逆に優れた資料や戦略がなくとも、どうしてもこれを伝えたいという強い気持ちがあれば

自ずと戦略を立てているつもりはなくても出来上がっていくものなのかなと思いました。