食器について | むよむよ 雑記帳

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子供の頃から陶磁器が好きでした。

つるんとした表面が曇りなくピカピカに光っているのを見ると、なんだかうれしい気持ちになるので、たまに親に言われるわけでもないのにトイレや洗面台を掃除して、ピカピカになったのを眺めて満足していました。



ですが、実家にあった食器にはそれ程の思い入れは無く、毎日の食器洗いは大嫌いでした。

独立してから自分の好きな食器を買えるようになり、気に入った器を集めるようになりました。



ただ、気まぐれに買っていたので、食器類は統一感がなく、陶器や磁器など見た目や形だけで買い集めたものの、陶器の中には水を吸って非常に使いづらい物や、石の如く重いものもあり、殆ど出番もなく食器棚の飾りのようになっていました。



特に水を吸ってしまう陶器はイタリア製かどこか外国製のものだったと思うのですが、外側が明るい辛子色で内側がオレンジのカラフルな色合いで小さな取っ手がついており、洋風の小ぶりな土鍋という感じで、直火やオーブンも使用可能でした。



しかし、使用前に米のとぎ汁を入れて沸騰させるように、という非常な手間を要求するもので、しかも何度それをやっても土臭さが取れなくて食品を入れて使用する気になれず、ただそこそこ高かったので捨てる事もできないまま、10年以上置いていましたが、昨年の断捨離祭りで一旦棚から出し、捨てるかどうか保留のつもりでビニール袋に入れて同じく保留の物とまとめておいたら、何かの拍子に転げおち、そんなに高いところに置いていたわけでもなく(30cm程度)、床も硬いコンクリートではなく敷物も敷かれていたのになぜかパカリと2つに割れてしまいました。

使わないなら処分しろ、という事だったのだろうと思いましたが、それを見て使いこなせないからもう二度と陶器や土鍋的なものは買うまい、と思いました。



まだまだですが、ある程度食器の断捨離をしていて気がついた事は、自分が好きでよく使うのは薄めで比較的軽い磁器か耐熱ガラスの食器で、和陶器などは気に入って買った割には全然使っていない、という事でした。

自分の使用傾向を把握し、これからは無駄買いを防ぐ、と決意を新たにしていたある日、使い易くて、頻繁に使っていた食器を洗浄の際に手を滑らせて割ってしまいました。



それは非売品の器で、某ドーナツショップでもらったものでしたが、小ぶりの洋風どんぶりという感じの大きさで、ラーメン、うどん、丼ものやカレーなど、何を入れても大き過ぎず小さ過ぎず丁度良く、頻繁に使っていました。

外側は白いのですが、内側に若干、絵柄とドーナツショップのロゴが入っていて、その絵が私の嫌いな人間の絵だったので、せめてロゴだけだったら、この絵さえ無ければ最高なのに、と思いながら使っていました。



しかし、割ってしまい困り果てました。なぜかと言うと、その器と同じような大きさの器がなかなか売っていなかったからです。

普通の和食器のどんぶりでは大き過ぎるし重過ぎるけれど、洋食器で同じような大きさの物は無く、探してみて改めてあの大きさの器はめったに無いと思い知りました。



非売品だからこその特殊な大きさだったのか、と思いながら、始めは主に100円ショップで器を探していましたが、そう簡単に安くで理想の器が見つかるわけもなく、多少値が張ってもあの使いやすい大きさの器をみつけたい、という気持ちになっていました。そんな思いで近所のショッピングモールのキッチンコーナーを覗いてみたところ、ふと目に留まったのが、コレールという器のコーナーでした。



それは一見、陶磁器のように見える白い食器ですが、実は強化ガラスで出来ていて、多少の衝撃では破損しない丈夫さと薄手で軽く扱いやすい、という機能性の高さを兼ね備えた食器でした。

しかも、その中に私が探し求めていた大きさにほぼ近い物が並んでいたのです。それがコレール ウインターフロスト 多用ボウル大でした。



1つ1180円で、気に食わなかった絵柄も無く、軽くて丈夫で割れにくい、しかもほぼ理想の大きさ。すぐに買おうとしましたが、念の為ネットで検索してみると同じ物が780円で見つかりました。急ぐものでも無いので、ネットで買う事にして他にもごはん茶碗になりそうな大きさの多用ボウル中や小鉢代わりの多用ボウル小、浅めのボウルも売っていて、この際まとめて揃える事に。



そして今、毎日コレールが我が家の食卓で活躍してくれています。

磁器のような美しい外観と軽さ。それなのに丈夫で割れにくい、こんな理想的な食器がこの世にあったなんて。

100円ショップに比べたら多少高いけど、ウェッジウッドやロイヤルコペンハーゲンなどに比べたら全然安いですし、毎日使う食器が軽くて扱いやすいというのは思いの外、心の負担を軽くしてくれるもので、苦手な自炊を楽にしてくれる大きな支えになっています。

断捨離で自分が使う食器の傾向を知り、理想の食器に巡り合う事ができました。



ところで、最近私は箸置きがほしい、と思いはじめていました。実家は貧困家庭だったからか、箸置きを使う習慣がありませんでした。

それに慣れていたからか、独立してからも箸置きの必要性を全く感じなかったのですが、自炊を頻繁にするようになってから、器に載せていた箸が転がり落ちる事が度々あり、箸置きがあった方が良い気がしてきたのです。



せっかく買うなら、ただお箸を置くだけのものでは無く、何か機能性の高いものがほしいと思い、色々ネットで見て、やっと先週気に入ったものが見つかったので注文し、今日届きました。


Yahooショッピングで5個セットで1527円でした。

小さな小皿と箸置きが一体化していて、小皿にはお漬物を乗せることもできますし、お箸とスプーンを一緒に使う時は小皿の所にスプーンを置く事もできます。

今日はプチトマトを置いてみましたが、なかなかいい感じです。

箸置きなんて無用の長物だと思っていましたが、そうでもありませんでした。

またひとつ自炊の楽しみが増えました。



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今日の目標、トイレ掃除と断捨離完了。

断捨離は何で買ったのか思い出せないデニムのシャツと重めの黒いニットのマフラーを捨てました。



今日の食事

朝、昼、松屋の牛丼を朝と昼に分けてたべる。

おやつ、芋けんぴ

夜、豚肉のせ蒸しもやしと発芽玄米、プチトマト





明日の目標、トイレ掃除と洗濯